パルコは昔のパルコに非ず

日曜日に髪を切りに行ったのですが そのあとにエリン・ダイエット研究所所長と待ち合わせ。

晩御飯の場所との兼ね合いで渋谷駅で。

が エリン所長が結構 遅れるという連絡が届く。

だったら紀伊國屋書店にでも行くかと井の頭通りからロフトのところで公園通りに抜ける坂を進むと‥

まさかの休業...

移転のためのらしいです。

渋谷西部のA館7階に移るとは。

 

やれやれ。

ほぼ公園通りまで来てしまったし パルコ・ブックセンターってまだあるんかいな?

と初めて新生パルコに足を踏み入れる。

アラフィフお断り の看板こそないもののパルコは学生さんのテリトリー‥

だと思ってましたが結構 ハイブランドも入っていた。

取り敢えず昔の感覚で地下に降りるもパルコ・ブックセンターは‥

ありませんでした。

 

地下1階は(オッサンには謎の)飲食店街で政府も自治体も店舗側も人数制限しないんで若者が激密。

直ちに退避行動に移り1階へ。

そうしたらロエベや激ダサなグッチがある。

2階にはマルジェラやニール・バレット。

エルノもあった。

渋谷パルコに来る若人に買えるのか?

 

もちろん若い人でもセンスだけじゃなくお金もたんまりあるんだなぁという人もいるという事実は表参道の南青山側に行けばよく分かる。

でも そうはたくさんいない。

センスがあってもやはり財政的には足りないのが若者。

 

実際 地階と違って空いてます。

グッチで女の子へのプレゼントなんでしょうけど ドラえもんコラボなダサダサなバッグを物色してる10代後半と思しき男子が2人いたけど 友達なら全力で止めるなぁ。

 

あんなの話題になっているとしても買ってすぐ廃棄かお蔵入りするがオチな全くもってエシカルじゃない前時代的なアイテム。

まぁ今はメルカリるのかもしれませんが得をするのはブランド側だけ。

あんなクラフツマンシップもデザイナーのセンスもないものに無駄に立派な値段を払せる  一生ものどころか一瞬で持ってることが恥ずかしくなるようなバッグをこしらえて金儲けするこのブランドには今やトム・フォード時代の栄光の欠片も残っちゃない。

もちろん何を良しとするかは人それぞれで 正解などない といえばない。

 

たださすがにドラえもんコラボには日本国内では ダサ過ぎる との声が多いようですが 日本よりもはるかに購買力が高い国では好意的な評価だそうで。

 

まぁ ファッションは一日して成らず ですからね。

そこはワインと全く同じ。

 

彼らがいい経験を積み重ねていけば一部の駄ハイブランドも真っ当な商品を作るようになるのかな。

それとも常に新しいカモを探し続けるのか。

 

ワインの世界でも ただ自然派なだけなしょーもないワイン をこしらえる造り手とそれを嬉々と楽しむ視野狭窄なワイン好きが目覚めてくれる日が来るといいのですが。

その香り ワインの個性じゃなくて完全な醸造的欠陥臭なんだから 早く気づいて~

 

パルコが良くも悪くもこう生まれ変わったのだから いつかそういう時代が来るんでしょうけど その時まで生きてるかな オレ...

 

 

今日のおまけ画像

ドゥ・ムールの2018年 シャブリ 1級 モン・ドゥ・ミリュー

この造り手の中では最も高額なワインだけど飲めばその価値が分かるハズ。

時々プロでもこの透明感に潜む美しいエキスに気付けない哀れな方がいることには暗澹たる思いになります。

個人の嗜好は認めますがプロならこのワインの異次元さを感じろと言いたい。

こんな綺麗なワインがどこにある!

仮に好みの味わいじゃないとしても。

 

まぁ多くの人には伝わりますよ。

話題なだけの造り手の腰抜けワインと違ってちゃんと本質的な価値があるワインです。

その価格を払うだけの価値がある。

 

あと1本だけならご用意可能です。

残りは数年寝かせます。

La Nuit Blanche

2008年6月 東京・銀座にオープンした小さなワインバーです。 新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう 自然派だからとか 自然派じゃないとか そんなことは度外視し 旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかということを大切にしています。 旬の食材を活かしたイタリア料理(アラカル)とともに深夜まで楽しめます。

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