カテゴリー超級 人生で最も高い場所

アルプスの山岳ステージ3連戦を終えフランスを横断しピレネーの山岳ステージへと向かうツール・ド・フランス 2022。

 

子供の頃 NHKで放送されていた時からツール・ド・フランスには惹かれるものがありました。

それが何なのかは正直 分からないのですが 好きですね。

見るのは。

そう 見るだけです。

 

有料放送じゃないとテレビで見られない現代は YouTube のお世話になります。

 

平坦なステージからタイムトライアル。

そして急峻な山を登って下ってまた登るという山岳ステージとバラエティーに富むツール・ド・フランスですが やっぱりドラマは山岳ステージで起きる気がします。

 

で ふと疑問に思ったことが。

山岳には1級から4級 そしてカテゴリー超級までの5段階の格付けみたいなものがあるんですが その基準ってなんなんだろう? と。

 

調べてみると明確な基準はないようで 上り坂の勾配と距離に応じてカテゴリーが決まるようですが 最終的には主催者側の判断みたい。

カテゴリー超級 すなわち 超級峠だと少なくとも標高差1.000~1.500mは登る ってことみたい。

そして カテゴリー超級とは四輪駆動等ではない乗用車では通行が困難な箇所という意味合いを有する とも書いてある。

 

へ~ 意外と客観性ないんだ と思いながら過去に登場した超級山岳の一覧をなんとなく見ていたらグラン・サン・ベルナール峠があるではありませんか!

 

まじか! オレ超えたよ。

スイス側から2回 そしてイタリア側から1回。

 

もちろん自転車じゃないですよ。

レンタカー。

一番安いクラスだとスーツケースがトランクに収まりきらないのでいつも2番目に安いクラスを借りるんですが その時はルノーのクリオ。

日本だとルーテシアって名前のようです。

とにかく四駆じゃなかったけど問題なく。

 

2009年のツール・ド・フランスの第16ステージ。

ニュイ・ブランシュを出して2年目に入ったばかり。

ツール・ド・フランスを見る余裕なんてなかったかもしれないし そもそも当時はグラン・サン・ベルナール峠すら知らなかった。

なので YouTube しました。

 

あぁ ここ ここ!

2019年にフランス → スイス → イタリア → フランスと旅をしたんですがどうやってイタリアへ入ろうかと考えた。

モン・ブラン・トンネル使っちゃう?

それじゃ味気ない。

ナポレオンってイタリア遠征の時どういうルートだったんだろう?

 

と調べてみたらグラン・サン・ベルナール峠を越えていったことが判明。

 

だったら英雄ナポレオンと同じルートで‥

とグラン・サン・ベルナール峠越えを敢行したんですが 当日が鬼のような土砂降りで。

景色最悪…

頂上手前にナポレオンが宿泊した家が残ってるんですが 車から降りる気にもなれない豪雨。

 

頂上では雨脚はやや弱まったもののこのあり様。

1年の内 200何十日凍ってるというグラン・サン・ベルナール湖。

標高2.469mまで登ってただ通過しただけって感じだったんですよ。

 

でもイタリア側に入ってちょっとしたら雨もやみアオスタに着いたら青空。

翌日も快晴。

ピエモンテに行く予定だったんですが その前にもう一度グラン・サン・ベルナール峠を登ろうと 2009年のツール・ド・フランスとは逆になるイタリア側から登坂。

快晴でしょ。

こういうとこをさらに登っていくと森林限界を超え荒涼とした雰囲気になってきます。

頂上のサン・ベルナールの銅像。

天気は良かったけどさすが標高2.469m。

マイナス10℃近かった。

まさかの失態というか 荷造りがあまりに順調に終わっちゃって忘れ物がないかもう一度点検するために荷物を取り出してパッキングし直すなんてことしたために 取り出したダウンをハンガーに掛けてそのまま自宅に忘れてきたエリン・ダンス部主将は一瞬だけ車から降りてすぐ車内に。

1人はしゃいで写真を撮っていたハバネロは その後スイス側に下り またスイス側からグラン・サン・ベルナール峠を越えピエモンテを目指したのでした。

La Nuit Blanche

2008年6月 東京・銀座にオープンした小さなワインバーです。 新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう 自然派だからとか 自然派じゃないとか そんなことは度外視し 旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかということを大切にしています。 旬の食材を活かしたイタリア料理(アラカル)とともに深夜まで楽しめます。

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