温故知新
個人的についつい アレクサンダー・マックイーン と言ってしまうけど日本語的には アレキサンダー・マックイーン とカタカナ表記されている ALEXANDER McQUEEN が McQUEEN に。
*ロゴ的には c は Q の中に納まってます。
YVES SAINT LAURENT が SAINT LAURENT になったように ALEXANDER McQUEEN じゃ長いから??
CÉLINE が一つ目の E に付くアクサン・テギュを取って CELINE になったように分かりやすい方がいいから??
(↑どっちもエディ・スリマンの仕業)
それとも デザイナー交代に合わせて?⁇
ま とにかくちょっと寂しいような気も。
何年かしたらリー・アレクサンダー・マックイーンのことなんてこれっぽちも知らないし ブランドの歴史なんてものには見向きもしない若い大金持ちに買われちゃうブランドになっちゃうのかな。
昨夜いらしたお客様が ALEXANDER McQUEEN のスニーカーを履いているの見てそんなことをふと思ってしまいました。
歴史は大事ですけどね。
今夜のおまけ画像
ラ・プス・ドールの2007年 ヴォルネー 1級 オン・カィュレ
個人的にこの名門ドメーヌの歴史はすなわちジェラール・ポテルの歴史。
そして亡くなられた大阪アンフォラの竹中さんが頭に浮かびます。
1978年 1983年 1985年のプス・ドール 大好きでしたからね 竹中さん。
ま 実際 古き良きブルゴーニュで自分も幾度となくその素晴らしい世界を経験しました。
そしてハバネロ的にも思い出が強い生産者。
1997年5月にこの蔵をアポなし訪問。
受け入れてもらえずトボトボと帰ろうとした時に登場したのがジェラール・ポテル。
従業員が却下したにもかかわらず たいして言葉もできないハバネロくんを迎え入れあれもこれも試飲させてくれました。
この御恩は一生忘れません。
と思ったのですが その数か月後 ジェラール・ポテルは急死。
ラ・プス・ドールは売りに出され違う歴史が始まります。
変わってしまったワインのスタイルにエティケット。
なんとも言えない寂しさがありました。
とはいえ時にジェラール・ポテルの造り上げてきたものとは違うけどブルゴーニュらしさを実感できるワインとなるヴィンテージもあります。
この2007年は今まさにそう。
30年もつワインじゃないけど気品あふれる香りと軽やかながら広がりのある果実味はブルゴーニュのピノ・ノワールだからこそ。
ニュイ・ブランシュにも もう1978年も1985年もない。
現在となってはジェラール・ポテル時代のワインを手に入れるって容易いことではないけど ワインに関わる仕事をしている人には今のプス・ドールだけじゃなくそこも経験して欲しいと思ってしまいます。
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