確かにセーヌ川の近くでしたが。

少し前に 今年行われるオリンピック すなわちパリ五輪の選手村が建物としては完成したというニュースを France2 で目にしました。

 

フランスとしては少しイケてない感を覚えたそれは 映像を見る限りセーヌ川と思しきものがそばを流れていた。

ここどこなんだろう?

 

と思って Le Village des Athlètes , Les JO 2024 と打って検索してみたら パリの北 サン・ドゥニなんですね。

 

パリ市内からシャルル・ドゥ・ゴール空港まで またはその逆をタクシーで移動する際 多くのケースですぐ脇を通過することとなる サッカーの国際大会や昨年のラグビーW杯の開幕戦を初め準決勝以降の舞台ともなったスタッド・ドゥ・フランスの高速1号線を挟んだ逆側というか西側。

 

へぇ~ ずいぶん遠くに来たもんだ。

 

というのが正直な感想でした。

 

フランスへ行くと最後は必ずパリにも寄るのですが その際に友人のAレクサンドルに 余程 彼の都合が悪くない限りは会います。

何度も彼の自宅に遊びに行ったのですが Porte de Clichy というメトロの駅からすぐ。

パリ市内北西部にあるモダンな でもさすがフランスだよな的センスを感じるオシャレなマンション。

アパルトマンというには新し過ぎて日本的にマンションと形容したくなる近代的建物。

通常アパルトマンって通りに入口が面してるじゃないですか。

そこは建物のある敷地自体が柵で囲われていて その中に何棟かの建物があるという構造で ホント日本のマンションのような感じ。

できたてホヤホヤ感ありありの新しさでセキュリティーも超厳重。

 

Aレックスに各所で入力するそれぞれのコードを送ってもらってるのに

ん~ ここのコードはどれだっけ? 状態。

で結局 Aレックスに出て来てもらう羽目になるのですが…

 

とても大きくて綺麗なクリシー=バティニョール・マルタン・ルーテール=キング公園の一部を成しているマンション。

豊富な緑と木々に囲まれ水辺にはカモなどの水鳥が。

10月だからか紅葉する樹もあったり。

幼児用の遊具から子供用の遊具にバスケットボールコート。

スケボーできる場所にペタンク場もあるし老若男女問わず多くの人が訪れる憩いの場。

とにかくいろいろなことができる素敵な公園と何棟もの でもそれぞれ趣の違うマンション。

古き良きパリとは違うけど実に見事な住環境。

ハバネロたちもペタンクしたり幼いクレアと遊んだりしました。

 

Aレックスによると 実はその一帯はパリが立候補し最有力と言われるもロンドンに逆転を喰らった2012年のオリンピックの選手村予定地だったそうです。

なんでも昔の鉄道の貨物駅跡とのことで 確かにその痕跡も少し残っていた。

 

選手村自体がパリ市内で各会場までの距離が極めて近い コンパクト五輪  というどっかで聞いた気がするコンセプトの元祖で 当初は最も高評価だったそうなんですけどねぇ。

決選投票でロンドンに破れ…

ただ だからってそのエリアが 塩漬け にならないのはさすがフランス。

新興住宅地と自然が融合した新しい地区を創造した。

それはそれで良かったのでは。

 

でも今更パリ市内にそんな土地は余ってないってことなんでしょうね 今回サン・ドゥニが選手村って。

選手村はさすがに安全なんでしょうけど 治安が激悪い地区というのがハバネロのイメージです。

 

とにかくパリ市内じゃないとはいえ パリ中心部から遠くはないサン・ドゥニですが Clichy-Batignolles と比べるとずいぶん遠くに来たもんだ と思ってしまいます。

La Nuit Blanche

2008年6月 東京・銀座にオープンした小さなワインバーです。 新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう 自然派だからとか 自然派じゃないとか そんなことは度外視し 旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかということを大切にしています。 旬の食材を活かしたイタリア料理(アラカル)とともに深夜まで楽しめます。

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