ツール・ド・フランスで巡るワインの旅 その4

ツール・ド・フランス 第7ステージは今大会最初の個人タイムトライアル。

もう一つの個人TTは最終日のモナコ → ニース。

 

今日はニュイ・サン・ジョルジュからオート・コート・ドゥ・ニュイへ登るルートだけど アップダウンが当然のツール・ド・フランスからしたら楽勝平坦コース。

そこからジャック=フレデリック・ミュニエの蔵の方へ駆け下りてきてボンヌ・マールから始まる14のグラン・クリュを通過し ジュヴレ・シャンベルタン村の日本では結構知られた でも決してニュイ・ブランシュで登場することのない駄生産者の蔵の手前がゴール。

 

急斜面を登って下るのが当たり前のツール・ド・フランスだとブルゴーニュの斜面なんて屁でもない。

ポガチャーがマイヨ・ジョーヌを守るのは確実だな。

 

 

今夜のおまけ画像

ジョルジュ・ルミエの1996年 ボンヌ・マール

14ものグラン・クリュを通過するから何にしようかとあれこれ迷いました。

アルマン・ルソーもあればジャック=フレデリック・ミュニエもあるしね。

まぁでも今後二度と扱わないであろうワインが1本残っていたのでこちらにしてみました。

 

90年代後半から付き合いがあるのに 人気が出たら売ってくれないどころか試飲会にも呼んでくれない正規インポーターのブツ。

ずいぶん前から全く取引してませんし 今後もないだろうなぁ。

駄ワイン大量に買わなきゃまともなものなワインを分けてくれないんじゃね。

 

そんな恨み節は置いといて。

ここまでの価格になると正直 扱うのも難しいですよね。

それに先代時代の方がもっと官能的ワインだったと思うし。

そう 多くの生産者がそうだったように 昔は無名だったからガンガン扱えたんです。

熟成したものを。

1983年のシャンボール・ミュズィニなんてグラスワインで用意したりもした。

ミュズィニだってケースで買えたこともある。

抜群に良かったから買えるだけ買っていた。

そういう経験からすると仮に売ってくれると言われてもそのベラボーな価格も含めて遠慮するかな。

ジャン=マリー・ルミエ時代のような妖艶なワインならともかく。

 

もちろん 大至急 転売したらボロ儲け。

実際 忠誠を誓ったところにしか売ってないハズの正規インポーターの若いブツがオークションに登場してますが 自分はそういうことはしたくないから。

La Nuit Blanche

2008年6月 東京・銀座にオープンした小さなワインバーです。 新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう 自然派だからとか 自然派じゃないとか そんなことは度外視し 旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかということを大切にしています。 旬の食材を活かしたイタリア料理(アラカル)とともに深夜まで楽しめます。

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