あくまでもサケノミクス

『ニュータイプ下戸』なる言葉があるそうです。

若い人はあまりお酒を飲まないとは聞いてましたが 体質的に飲めないわけではないのに 敢えて飲まない という人が増えているそうです。

若い世代以外にも。

 

お金の無駄

酔っぱらってる時間が無駄

健康に悪い

 

なるほどねぇ。

確かにお酒を飲んでいなければハバネロ先生だってネロ嫁にバーキンの一つや二つ買えているのは間違いない。

(あくまで金銭的な話で 実際に売ってもらえるかは別)

でも そういう物には代え難い別の何かを得ていると思う。

だって人生 幸せだから。

久保さんの言う ワインのある生活の豊かさ ですよ。

形に残らないものの価値を認めない人には分からないでしょうが。

 

酔っぱらてる時間がもったいないか。

全くそうも思わない。

簡単ではないしそのためにはトライ&エラーの繰り返しですが二日酔いにならないお酒を飲めばいいだけだし 説得力ないけど深酒しなきゃいいだけでしょ。

気持ち良く酔えた時の幸福感はこれまた何物にも代え難いけどね。

こればっかりはDNA的にこれっぽっちも飲めない人には分からないだろうけど。

 

健康に悪い?

ノンアルワインとかノンアルジンなんて飲んでる方が逆に身体に悪いでしょ。

不自然なことしなきゃそんな液体はできないのだから。

それにお酒には精神をリラックスさせる効果がありますからね。

こういったら失礼だけど 日本で麻薬で捕まる人のほとんどが下戸なわけでしょ。

麻薬なんかに頼らなくても精神的な快感はお酒で得られるわけです。

それは決してアルコールで酔ってということだけじゃなく 例えば上質なワインの奏でる香りだったりするわけです。

お酒に弱くてグラス一杯が限界って人でもその素晴らしさを知ってる人もいます。

 

" 自分自身を制御できる自分がカッコイイ " というのはそうなのかもしれませんが お酒を飲んでもちゃんと自制できてる人もたくさんいらっしゃいますよ。

ハバネロ先生は違いますが。

 

まぁ結局 いいお酒と出会ったことがないという人が彼らの大半だとは思いますけどねぇ。

それに無駄のない全く人生なんて味気ないよ。

 

精一杯 お酒バンザイ論を展開してはみましたが自分の仕事が構造不況業種だという事実をちゃんと認識はしています。

これからもどんどんお酒を飲む人は減っていくんでしょうね。

お酒を飲む人なんてほんの一部という時代が来るのかな。

 

ただ 世の中 本当にいいものは一部の人しか知らないものです。

なんでもそうでしょ?

 

古今東西 太古の昔から人類は自分たちの生活するエリアに存在する植物からアルコールを作って飲んでいた。

アメリカ大陸の先住民は別として。

 

ゲコノミクスもいいけど お酒って人に必要なものだと思うんですけどね。

 

 

今夜のおまけ画像

クエンホフ・ピーター=プリガーの2011年 ズュートチロル アイザックターラー リースリング・カイトン

長いね 名前。

当初 かなり重~い果実味で香りも出ていなくて長らく倉庫にてお休みいただいておりました。

Covid-19 でお客さん激減だってのにワイン買い過ぎで焦りマクリマクリスティとなり 倉庫在庫を見直しついに実戦投入!

 

確かに今も重いけど重苦しくはない。

香りも出て果実味も開いた!

長いよ 余韻も。

La Nuit Blanche

2008年6月 東京・銀座にオープンした小さなワインバーです。 新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう 自然派だからとか 自然派じゃないとか そんなことは度外視し 旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかということを大切にしています。 旬の食材を活かしたイタリア料理(アラカル)とともに深夜まで楽しめます。

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