名前ではなく本質を追い求めたいです。

冷たい雨。

完全に秋の気温。

心を躍らせながらまだ暑い夏の日の終わりに買った秋物の出番‥

はないですね 残念ながら。

 

3月から服は何一つ買っていない。

身に着けるもので買ったのはマスクだけ…

 

ラフ・シモンズとミウッチャが共同で手掛けた服なんて あまりに抗いがたい誘惑だけど この状況じゃ言語道断。

売上げないなら給料ないよ~

それが弱小経営者。

まぁ今のハイブランドはブランド・ロゴが目立ちすぎなものも多くてセンスを感じるものも少ないし これでいいのかも。

元々最新ファッションに興味があるわけじゃなく流行も興味ないし自分に合ったものが欲しいだけ。

それなりには服はあるんで即 着るものに困るという事態には陥らないし。

 

成金相手の低コストで利幅バッチリという旨味たっぷりだけどセンスはビタ一文ない服。

あんなの作っててハイブランドに将来はあるんでしょうか?

 

今やユニクロの方がはるかにまともな服を作っているのでは? と思ったり。

ただユニクロって中学の頃から近所にあったんですよね。

今と全然違うロゴ。

安いだけの服屋っていうイメージが刷り込まれていて 世界企業になってもその記憶が消えずヒートテックとかそういう消耗品レベルしか買ったことないけど またジリーヌ・サンダー女史とのコラボ +J ってのも発売されるらしいですからね。

それすりゃ買い控えなきゃな状況だけど 見るだけ見てみたいなぁとは思いますね。

ジリーヌ・サンダー崇拝者としては。

 

 

今夜のおまけ画像

ドゥニ・モルテの2006年 クロ・ドゥ・ヴージョ

ヴージョ村は葡萄栽培面積約65ヘクタールの内 村名区画がなんと!僅か3ヘクタールほど。

1級畑が12.5ヘクタールほどで 約50ヘクタールが特級 クロ・ドゥ・ヴージョ(またはクロ・ヴジョともいう)というグラン・クリュ大盤振る舞いな村。

 

さすがに50ヘクタールもあるといくら同じ畑でも場所によって地質が異なるとされます。

実際 資料によって15または16に分かれる古い区画名が残っています。

その昔はシトー派の修道院がその50ヘクタールを全~部 持っていたので異なる区画からなる個性の違うワインをブレンドしより品質の高いワインに仕上げていた。

が 今や50ヘクタールに80人を超す所有者。

一般的に斜面上部が一番良くて 斜面下部が一番劣る と言われていますが 現在 斜面上部・中部・下部と所有している生産者はいません。

なので それこそミュズィニに隣接する斜面上部の区画名の場所やグラン・ゼシェゾーに隣接するこれまた斜面上部の区画名の場所を所有する某生産者のクロ・ヴジョが優れていると言われたりもたりもします。

が 全く賛成できません。

 

優れたテロワールを有することが優れたワインを造れるということではない と証明し続けている生産者がいるのですから。

誰とは言いませんが それらの区画所有者に。

 

ドゥニ・モルテが所有する区画はほぼ長方形をした50ヘクタールのグラン・クリュの一番の北東角。

古区画モンティオット・バスの一番角。

いわゆる斜面最下部。

 

理論上はそれこそ例えば古区画グラン・モーペリュテュイに葡萄樹が植わる誰かさんに品質では遠く及ばないはずですが 全く逆で遥に凌駕しています。

 

優れたテロワールと優れた造り手。

そのどちらが欠けても優れたワインはできません。

そして真っ当な地球環境も。

 

元旦に先代ドゥニ・モルテ氏が猟銃自殺というモルテ家には悲しい2006年ですが ハバネロ的にはこのヴィンテージからのドゥニ・モルテが好きです。

若きアルノーが跡を継いでからの方が柔らかくしなやかで上品なワインになっていきましたから。

 

今時 滅多にない 20年以上かけて高みに登っていくグラン・クリュを造っています。

あっ なのでこれも今飲むのはまだまだ全然 早いんですけどね すいません。

 

しかしブルゴーニュの生産者も本当にテロワール主義を掲げるのであれば クロ・ヴジョに古区画名表記を義務付けるべきなのではないでしょうか?

もちろん他の区画と混ぜていないものに関してですが まぁそうすると区画ごとに価格のアドバンテージとディスアドバンテージが生じるし 触らぬ神に祟りなし 的に放置しているのでしょうか。

 

ハバネロ的にはワインの価値は テロワール+造り手 だと思いますけどね。

La Nuit Blanche

2008年6月 東京・銀座にオープンした小さなワインバーです。 新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう 自然派だからとか 自然派じゃないとか そんなことは度外視し 旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかということを大切にしています。 旬の食材を活かしたイタリア料理(アラカル)とともに深夜まで楽しめます。

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