高田馬場も他民族の街ですね。

高田馬場といえばW大学の城下町。

完全な勢力圏というイメージでした。

 

学生時代には何回かは行ったことがある。

社会人になってからもポートワインにすごく強い有名なカヴェルナというバーに数回は行った。

ただそれも20年以上前。

*カヴェルナさん 閉店してしまったのですね。元スタッフの方が四谷三丁目で店名を引き継いでやられているようですが。

 

日曜日 そんな高田馬場に超久しぶりに足を踏み入れました。

気持ち的には100年ぶりと思うくらいのブランク。

でも相変わらずデッカイ学生ローンの看板あるし 外面と中身は変わったんだろうけど BIGBOX もあった。

こういったら失礼だけど いまだに汚なめな街でしたが 美味しいミャンマー料理屋さんがあるとお客様から教えていただいたのは先月のこと。

友人のソムリエ N西くんが独立開業した日本酒バー SAKE PUB 酒夫 は乾きものが少しあるけど食事はない。

ここは酒夫の前にミャンマー料理だ! と完全アウェイの馬場に乗り込んだのでした。

 

常連さんの絵の個展を西荻で見て東西線で一本。

予約の19時より30分も早く着いたので街を散策。

その前に お祝いのドゥ・ムールのマグナムを酒夫に届けに向かうと ミャンマー料理屋だらけ。

そういうエリアだったんですね~

全く知らなかった。

 

駅至近だというのに開発の手が伸びていない いい意味で昭和な領域 はその辺に死体が転がっていても不思議じゃない無法地帯感に満ちていた。

コンビニ入るとこれですよ。

何このマット?

どうしてこう並べる??

これが馬場の流儀???

 

軽く散策して社会勉強してミャンマー料理屋。

結構 賑わってるんだけど誰が店員さんか分からない。

 

すると奥から出てきた1人の男性がたどたどしさが残る日本語で " 2名様ですか? ”

" いえ。19時に3人で予約してるんですけど… "

 

そしたら奥にいる人にたぶんミャンマー語でそのことを伝えてる。

そしてテーブル席に座って‥

あぁ トイレ帰りのお客さんなのね。

 

たまたまなんでしょうけど日本人客 ゼロ。

スタッフのみなさん 日本語微妙。

 

メニューに生ビールと瓶ビールでスーパードライが。

350ml缶でミャンマーのビールが(名称失念)載っていた。

 

迷わずミャンマーの缶ビールを2本。

友達来る前にやっちゃうよ~

 

" 生ビール2個ね? "

店員さんがそう言っているように聞こえて

" 違う違う。生じゃなくてミャンマーの缶ビールです。 "

 

店員さん 無視気味に去っていきミャンマーの缶ビールが登場。

同じやりとりが友人が到着してからもう一度。

 

そこでようやく気付きました。

生ビールって言ってるんじゃなくて ミャンマビールって言ってるんだと。

オレ耳 悪いな~ホント。

 

それはさておき料理は大変美味しいものでした。

↑ 発酵茶葉の肉野菜炒め‥だったかな。

素晴らしい。

↑ カエルのモモ肉のスパイス炒め

美味しいけどカエルのモモ肉を骨ごとトロンソンにされておりちょっと食べにくかった。

↑ 牛胃袋のスープ

衝撃的に美味しかった。次回も必ずオーダーします!

↑ モヒンガー

超旨だったけどナマズの出汁なんだ…

↑ スープありのミシェ

これも激ウマ。でもピリ辛~

 

画像ないけどひよこ豆で造った自家製豆腐も美味でした。

 

後で知ったのですがミャンマーは多民族国家。

その中でもシャン族のシャン料理屋さんでした。

発酵素材を多く用いてスパイスなどと複雑な味わいを織りなしていました。

また年明けにでも行ってそのうち顔を覚えてもらえるといいなぁ。

 

余力を残して酒夫に移動。

マルゲのシャーマン15で乾杯してロベール・シュヴィヨンの2017年 ニュイ・サン・ジョルジュV.V. と飲んでから日本酒メドレーリレー。

SAKE PUB 酒夫はあんなカオスなエリアにあっても落ち着いた素敵な空間でした。

店主の中西くんがまた面白いしナイスガイでいい。

高田馬場で日本酒という時にはオススメです。

(少量ではありますが選び抜かれたセンスのいいワインもあります。)

La Nuit Blanche

2008年6月 東京・銀座にオープンした小さなワインバーです。 新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう 自然派だからとか 自然派じゃないとか そんなことは度外視し 旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかということを大切にしています。 旬の食材を活かしたイタリア料理(アラカル)とともに深夜まで楽しめます。

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