勝者はラトヴィア代表でした!

世界最優秀ソムリエコンクールって今でこそ時にテレビ番組でも登場しますが 昔はどうだったんでしょうね?

日本語で検索してもそういうこと書いてるサイトもなく よー分からない。

ただ 3年に一度開催される‥ ってな記事はいくつも出てきますが フランス語で検索すると そうなったのは1980年代から。

第1回大会が1969年で第2回が2年後の1971年。

第3回は結構飛んで1978年。

1983年に第4回が行われてからは確かに3年に一度を保っています。

 

優勝者は第1回大会から第7回大会まで順に フランス イタリア イタリア フランス フランス フランス フランス。

もともとはフランスとイタリアというヨーロッパのワイン大国のプライドを賭けた意地の張り合いだったんでしょうか?

 

それとも "世界" と言いつつ最初はフランスによるフランスのための大会だったのか?

だって第1回大会は3位までがフランス代表。

開催地はブリュッセルではありますが いわゆる表彰台独占。

何人出てたんでしょうね フランス代表。

いつからから基本1国1代表。

プラス アジア・オセアニア大会とかアフリカ・ヨーロッパ大会の優勝者も出られるんで うまくいけば1国2代表も可能となるのですが。

 

第2回ミラノ大会はイタリア代表が優勝。

なんですが2位も3位も不明…

 

第3回は90年代半ばまでF1が開催されていたポルトガルはエストリル。

優勝はイタリア代表でフランス代表が2位。

開催国のポルトガル代表が3位に食い込んでいます。

ただポルトガル代表は続く第4回大会で2位となって以降は一度も表彰台なし。

 

初のパリ大会は1989年の第6回。

それまでほぼベルギーかイタリア開催でヨーロッパ以外では開催されたことのなかった "世界" 最優秀ソムリエコンクールが初めて海を渡ったのが第7回のリオデジャネイロ大会。

なんでこの地だったのか 謎。

ポルトガル語の国だから?

ブリュッセルはフランス語圏。

結局 海は渡ってもフランス語圏かイタリア語圏かポルトガル語圏での開催だったわけです。

 

フランスかイタリア代表以外で初めて栄冠を勝ち取ったのは第8回東京大会の今や釣り人の田崎真也氏。

ただこの時の参加者はデータが残っている中では最小の23人。

リオデジャネイロ大会でも35人なんですが…

 

この東京大会以降は混戦状態に。

フランス代表もイタリア代表もこの後はそれぞれ1回しか勝てていない。

ただ 勝者はみなヨーロッパの代表なんですが。

 

そろそろアジアからまたウイナーが出るかもなんて思ってました。

日本以外のアジアで。

それくらい彼らは急速にレベルアップしてると感じますし 気候変動に対する意識も高い。

実際 今回3位は中国代表の方。

 

残念だけどこのままだと日本は経済だけじゃなくワインでも逆転されちゃいます。

先人たちが築き上げてくれたアドヴァンテージがあるのでいいワインが輸入されてはいますが その優位性をいつまで保てるか?

なんとか生き残るために自分も頑張らねばです。

美味しいワインを見つけるって意味でね。

 

 

今夜のおまけ画像

アンリ・グージュの2011年 ニュイ・サン・ジョルジュ 1級 レ・プリュリエ

26年前ですかね?

蔵にも行ったことあるんですが‥心奪われた経験は一度もない。

過大評価されてたと思っています。

相当久しぶりに飲んだこの2011年はジュースみたいでつまんないブルゴーニュが増えたこの時代としては いい意味で引き締まっていて美味しかったですね。

さすがに造りも昔とは違うし。

機会があったら他のヴィンテージも試したいです。

って持ってないんですけどね。

おもいっきり見くびってて。

La Nuit Blanche

2008年6月 東京・銀座にオープンした小さなワインバーです。 新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう 自然派だからとか 自然派じゃないとか そんなことは度外視し 旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかということを大切にしています。 旬の食材を活かしたイタリア料理(アラカル)とともに深夜まで楽しめます。

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