結局は気候変動。

水不足 大変なことになっています。

が 気候変動が進行すればこういうことが起こると警鐘を鳴らしていた人は少なくないし 数年前から海外では起こっていた。

今更 渇水対策なんて言ってますが それって結局は単なる付け焼刃。

気候変動対策なくしては意味がない。

もちろんそれには時間がかかりますが。

 

お米の値段が上がってギャーギャー文句を言う前に 日本人はどこまで環境に配慮した生活をしているのだろうか?

エコバッグなんて未だ少数派。

目先の便利さや快適性が何よりも大切 ってな生活をしていたら ますます暑くなるし雨も雪も暴力的になるし農作物も家畜も海のものも獲れなくなる。

 

そんな日本なのにワインの世界だけはナチュラル至上主義が蔓延してるという摩訶不思議。

先進国と言われる国の中でもアメリカに次ぐくらいに自然に冷酷な民が多いというのに。

 

ま 彼らの大部分が本当の意味で自然を尊重してるからナチュラルに造られたワインが好きという訳ではないですからね。

単なる流行り。

インポーターも酒屋も飲食店も売れるからいいやで本来 売ってはいけないレベルのものを売る。

それで明らかに醸造的欠陥に由来する不快な風味しかないワインが大氾濫。

 

それでナチュラルワインを敬遠する人もいる。

 

でもちゃんとしたナチュラルワインなら そういうものってホント少ないけどアンチ・ナチュラルワインという人でも美味しく飲めて幸せになれる。

 

そもそもナチュラルワインか否か というカテゴライズなんて意味ないですからね。

自然に敬意を払わずして人の心に刺さるようなワインは造れない。

それがナチュラルワインという範疇に入らないとしても。

 

自分は幸せな時代に生まれ育ったと思います。

平和な時代を生きてこられたし バブルは経験してはいないけど経済的に豊かゆえのいい空気感を感じて育つことができた。

 

20代で自分のお金でフレッシュ・ポルチーニを食べられた。

多少ダイヴ・オフ・キヨミズすればアルバの白トリュフで昇天できた。

 

今やポルチーニなんて全然獲れないし 獲れてもめちゃ高い。

アルバの白トリュフだっていつまで手に入るのか?

官能的なブルゴーニュも絶滅寸前。

そもそも価格がとんでもない。

 

でもやっぱりフレッシュ・ポルチーニ大好きだしアルバの白トリュフだって毎年楽しみたいし 死ぬまでブルゴーニュワインに心を奪われていたい。

 

だから自分にできるささやかなことをしているし もっと何かあるのではと考えます。

自然環境をリスペクトし地球に優しくできる何かが。

 

 

今夜のおまけ画像

パルマンティエ・フレール・エ・スールの2018年 レ・シャンクル ブラン・ドゥ・ノワール ブリュット・ナチュール

日本では知名度低めってことなんですかね?

海外から来たシャンパーニュ好きは飛びつきますが…

 

ユリス・コランが今みたいになる前 それこそニュイ・ブランシュ開業直後から飲んでた人が あの時は普通に飲めたのに と今となって思うのと同じことが起きるのではないでしょうか。

日本に輸入されていることがいかに恵まれているか。

 

ここの畑を見ると といっても訪問したことないのでHPでですが とんでもなく自然環境に配慮した畑であることが分かります。

生物多様性すごそう。

トレサージュもやって しかもナチュラルワイン生産者でもバンバン使ったりするボルドー液すら使わないってどんだけ手間暇惜しまないんだ。

挙句の果てに ティラージュ・シュール・ムーまで

 

今後そのキュヴェがリリースされるのが楽しみです。


La Nuit Blanche

2008年6月 東京・銀座にオープンした小さなワインバーです。 新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう 自然派だからとか 自然派じゃないとか そんなことは度外視し 旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかということを大切にしています。 旬の食材を活かしたイタリア料理(アラカル)とともに深夜まで楽しめます。

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