10億ポン。凄い報酬を得ていたけどプライベートではケチってホント?

いくつものワインの業者さんに食材業者さん。

それにクリーニング屋さんにマット屋さん。

月によっては洗浄機の洗剤代だったり エアコンのメンテナンス代だ 名刺代。

排水管の高圧洗浄代もあったり。

 

まぁ 毎月だいたい20件くらいの振り込みがあります。

小っちゃなニュイ・ブランシュですが ワインも食材もいいとこ取りしたい強欲極まりないハバネロ先生はいくつもの業者さんをちょこまか使い 最大限 いいワイン&いい食材を仕入れようとしています。

 

なので振込件数が多い。

それだけに振込手数料なんてアホらしくて払ってられない。

 

取引先の指定振込先に合わせ三つのメガバンクを使い分け でき得る限り振込手数料がかからないようにしていますが 振込先が地銀や地元の信金というところだとどうあがいても振込手数料が発生しちゃいます。

それをみずほマイレージクラブの一ヵ月あたり他行宛て一件手数料無料の恩恵などでなんとかやり繰りするという生活を10年以上続けています。

 

その振込手数料はメガバンクを筆頭に多くの振込業務を請け負う金融機関で3万円未満と3万円以上で異なるわけです。

 

チコちゃんじゃないけど なんで? なわけです。

 

ま それは印紙税の関係らしいですよねぇ。

我々のような飲食業の場合は 時に領収書に貼り付けなければならない収入印紙。

コンビニなどで収入印紙を買うことにより通常は印紙税を収めるのですが ATMで銀行振込をした際に出てくる紙切れには張られていないものの 銀行は印紙税を納めているそうです。

 

以前は銀行の振込なら3万円を超えた場合。

商売だと税抜きで3万円を超えた現金での支払いに対し領収書を発行する際に貼付けが義務付けられていました。

クレジットカード決済ならその必要はないのですが やたらとキャッシュレス決済が叫ばれる昨今。

他にも QRコード決済などでも収入印紙を領収書に貼る必要はない と思われます。

ま ニュイ・ブランシュは導入してませんけどね。

ああいう 人の醜さを 垣間見たくないので。

 

それはともかく 5年程前にこの税抜き3万円という基準は税抜き5万円に変わりました。

 

正直 3万円と5万円ではかなり違う。

これって銀行振込の金額においても同じなんですが なぜか多くの金融機関は未だ3万円を区切りのラインとしています。

いくつかの信金やゆうちょ銀行が5万円に変更しようとも。

 

さすがです。

もし我々が収入印紙を貼ってもその費用をお客様に手数料名目で転嫁することはできません。

 

だから5万円になって良かったぁと感じるのですが デッカイ銀行は手数料名目で転嫁できる上に 区切りのラインも変えやしない。

大きいことはいいことだ ってことでしょうか。

羨ましい限りです。

 

さらに 区切りのラインって売上に関してだと まず5万円 次が100万円 その次が200万と段階的に印紙税額が高くなるのです。

飲食店で100万円を超える支払いを現金でなさる方はまずいないし ただの一度も経験したことがないので もし550万円の会計を現金でいただき 領収書ちょーだい なんて言われたら 2.000円分の収入印紙を張り付ける必要があるなんてことはすっかり忘れて200円の印紙1枚で終わらせちゃいそう。

 

そう 売上に関しては最大で20万円分の印紙の貼付けが義務付けられているのです。

20万円の印紙の貼付け…

違う意味で夢のよう。

だって あり得ないと思いますが 現金で10億円オーバーの支払いですから。

 

そこで思ったのです。

 

カルロス・ゴーン容疑者の保釈金。

通常は現金で納められる。

その強奪を完全犯罪にて遂行すべく ない脳ミソをフル稼働させたわけでないですよ。

(さすがに額が額だから銀行振り込みでしたし。)

 

10億も振り込むと手数料もさすがに高くなるのかなと。

そう思ったのです。

 

民間人レベルには3万円の区切りしか提示していないけど 実際は億を超えると変わってきたりするのかなぁ と。

 

で この人なら知ってそうだなぁって常連さんに昨夜 訊いてみたんですが 3万円以上はみんな同じとのこと。

 

だったらなんで売上に対する印紙税だけ細かく区切られてるんだろう?

 

その昔 『 巨泉のこんなモノいらない 』 で収入印紙ってテーマがあったなぁ と大昔のことを思い出したようで内容は全く思い出せないハバネロ先生ですが それは酒を浴びながらテレビ見てたからじゃない。

だって 当時 中学生くらい。

 

真夜中に愚父がお歳暮だかお中元でいただいたワインを部屋に持ち込んで その不味さに驚き でも証拠隠滅のために耐え難きを耐え飲み干したあの頃。

当たり前ですが まだお酒の美味しさを知らない時代です。

その頃は収入印紙って言われても何のことやらでした。

 

それから30年以上が過ぎました。

その存在を知るようになり 貼ったりもするようになりましたが それでもいまだに分からない。

 

収入印紙貼るのって なんで???

 

 

今夜のおまけ画像

デュジャックの1990年 モレ・サン・ドゥニ赤

3本 発掘されました。

ゴーン氏どころか籠池さん級に世の中と隔絶させられていたような感じです。

カーヴの奥の奥に閉じ込められていました。

La Nuit Blanche

2008年6月 東京・銀座にオープンした小さなワインバーです。 新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう 自然派だからとか 自然派じゃないとか そんなことは度外視し 旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかということを大切にしています。 旬の食材を活かしたイタリア料理(アラカル)とともに深夜まで楽しめます。

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