自分で確かめないとね。
Covid-19 の影響で思うようにいかないのは自分たち飲食業だけじゃない。
もちろん それは百も承知です。
多くの業種・業界が影響を受けている。
ただ そういう世界にあっても感染予防意識が低い人が絡んだ個々は違いますけどね。
飲食店にしたって平気で3密をさせてるようなところは影響少なめなわけです。
行っちゃう人もどうかとは思いますが そこはなぜか都知事も閣僚もメディアも何も言わないしね。
それはともかく テレビも思うように番組製作ができない時期があり 伝家の宝刀 再放送 で乗り切っていましたよね。
民放に関しては正直 くだらない番組を新たに作るくらいなら今後も過去の名作ドラマなどを積極的に放送して欲しいと思ったりもします。
そんな時期に忖度大好きなくせに一応 公共放送を名乗る局にてバルセロナ五輪のバスケットボール男子決勝 アメリカ対クロアチアが放送されていたようです。
勝手に録画されていたものをこの間 見てみました。
米国のバスケットボール代表としては いわゆる最初のドリームチーム。
マイケル・ジョーダンにピッペン。
バークレーにカール・マローンにユーイングにストックトン。
すでに峠を越えていたとはいえマジック・ジョンソンにラリー・バード。
他にもとんでもない選手たち。
クロアチアにはクーコッチもいた。
ずっと楽勝で勝ってきたアメリカは決勝でもクロアチアを子ども扱いして優勝するわけですが 今見ると意外とつまらないなぁというのが正直な感想でしたね。
なんというか完全に個人の能力だけで勝っただけというか チーム戦術も深められていないので その個人の能力も活かし切っていない。
まぁそんなことしなくても勝てちゃうんだから この主張の強いスーパースター軍団をそれなりにまとめて優勝したんだからそれでいいだろう と言われればそこまでですが。
ただねぇ。
今と違って当時は嬉々としてそれを見ていた気がします。
でも時が過ぎた。
30年近くも。
バスケットボールも進化している。
戦術もそうだし選手に求められる能力も。
当時では考えられないような身長の高い選手でも3ポイントシュートを打つし決める。
当時では考えられなかった深い位置からでも3ポイントが得意な選手は打ってくるし決める。
現在のNBAのファイナルを見たら いくらドリームチームだろうが あのプレーじゃ面白いって思えない。
人間というのは実に贅沢な生き物ですね。
今夜のおまけ画像
モスの2018年 サヴニエール アレナ
サヴニエール? なにそれって方もいるのかな?
10日ほど前に放火されたサン・ピエール・エ・サン・ポール大聖堂のあるフランス西部の都市 ナントから東に車で1時間ってところ。
いわゆるアンジュ地区。
シュナン・ブランの銘醸地の一つですがその中でもサヴニエールは自然派ワインの教祖の仮面を被ったあの人の本拠地。
日本ではなかなかシュナン・ブランのワインが飲めなかった90年代でも世界最高の評価を得ていたあの方のワインは輸入されていました。
ただねぇ。飲むとそこまでの凄いワインだと思えなくて…
アペラスィオンはアンジュになるとはいえ マルク・アンジェリの方が圧倒的にいいワインだなぁと思ったし それは間違いない。
でもそれは当時のインポーターの問題もあって ワインのコンディションが良くないのかな? なんて思ったり。
それで蔵まで行ったんです。
2001年の春でしたね。
確かに畑は凄かった。
南東向きのかなり急な斜面。
しかも当時としては圧倒的に生物多様性のある畑で驚きましたね。
ただ‥それでもワインは蔵で飲んでも…冴えなかったなぁ。
世の評価が全てじゃないわけです。
もともとは夫婦でワインバーをやっていてドメーヌの設立は1999年と歴史は浅いモスですがサヴニエールの新たな歴史を築ける可能性を秘めています。
5年くらい前でしたっけ? 病気でおとっつぁんは事実上 引退したけれど二人の息子がうまいことやってます。
シュナン・ブランならではの蜜のようなニュアンスを持ちながらも綺麗な酸があって重過ぎずエレガントで余韻が長い。
そして何よりも多くの自然派生産者が陥る醸造的失敗を個性だとかテロワールだと嘘で塗り固めるようなワインじゃないことが素晴らしい。
欲しいのは揮発酸じゃない。
サヴニエールという土地で育まれたシュナン・ブランならではの酸味です。
美しい余韻は大歓迎だけどグー・ドゥ・スリがアフターで出てるなら販売するな👊
そう言ってやりたい造り手がなんと多いことか。(チコちゃんの森田さん風)
サヴニエールのカリスマもお嬢さんが頑張って盛り返してはいるけど しばらくはこのエリアはモスが引っ張っていくのではないでしょうか。
ドリームチームのつまらないプレイもいらないし 自然派なら何でもいい という時代は終るべきですよ ホントに。
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