みなさんもステッカー作れるんですよ。

呑気なもんだよなぁ。

Tシャツ作って また やってるフリ か。

 

いいよなぁ 都知事は。

感染拡大が止まらなくたって仕事を失うことないんだから オレらと違って。

 

ホント 我々の方が真剣に感染拡大の制御を望んでる。

 

あの無意味なステッカーのTシャツ着て記者に撮らせてご機嫌だったそうで。

そのダサダサTシャツ着をた職員をニュイ・ブランシュのような飲食店にステッカーを取得・提示するよう派遣するってさ。

バカ???

 

虚偽の住所・電話番号でもOK!

悪徳金融の誘い文句と同じく無審査!

これぽっちの審査も実地調査もなく自由に取得できるあのステッカーを錦の御旗としたことで 一切 感染予防対策を取らない飲食店を正当化してるってのにね。

もちろん ステッカーを取得し ちゃんと感染予防策を徹底しているところもある。

逆に あんなもん取得せずとも まともな店 はずっとそれをやっている。

席数も客数も制限して。

 

いまだに大人数のお客さんを受け入れ 密もヘッチャラでドンチャンしてる店が大手を振って営業できる お墨付き を与えてどーすんだ👊

派遣するならそういう店に派遣して徹底的に指導してくれ👊

 

まじめにやってる店がバカを見る?

そんなのたまったもんじゃない。

 

売上さえあればいいなんてとんでもない。

来てくれたお客様を不幸にしたくない。

だから自分たちで考えた対策のもと営業時間を変えず営業するのです。

 

何時に閉店しようがハイリスクなとこはハイリスク。

誰でもわかることですよね。

 

 

今夜のおまけ画像

ユルラの2013年 ジュランソン・セック キュヴェ・マリー

ジュランソンといっても地理的な感覚が浮かんでこない方が多いと思われます。

フランス南西部。

なんだけど南というイメージは捨ててください。

フランスで南というとやはり地中海のイメージになっちゃうと全然違うので。

スペインとの国境近く。

ピレネー山脈に近い海といえば地中海じゃなくて大西洋の方がはるかに近いエリアです。

実際 車で1時間ちょっとで大西洋に面したバスク地方の海岸リゾート ビアリッツに行けます。

 

カトリックの巡礼の地 ルルドはもっと近い。

奇跡を起こす と言われる『ルルドの泉』って知りません?

ジュランソンまでは行きましたが信心深くないハバネロはルルドまで行っていません。

が ルルドまで行った友達曰く 車イスとか担架みたいなので運ばれて来ている 要するに自力で歩けないような人が大勢いたと。

 

不治の病も直すという聖なる水。

ずいぶん昔にルルドに行かれたMみさんにいただいたルルドの聖水が今でもニュイ・ブランシュにあります。

(カウンターに飾ってありますが 何か分からないと思います。)

 

それはともかく ユルラはそんなジュランソンを代表する生産者。

白しか生産できないエリアですが セック(sec)という表記の付いたものと 単なるジュランソン そしてジュランソン・ヴァンダンジュ・タルディーヴという遅摘み葡萄で造る甘口の3種類が法律上は存在しています。

 

ユルラは基本的にこのジュランソン・セック つまり辛口と もう少しまろやかさがあるジュランソンを生産しているのですが後者は十分に甘口で収穫も11月なんでヴァンダンジュ・タルディーヴでいいんじゃない? と思わなくもない。

まぁ そこに生産者のこだわりがあるのかもしれません。

 

実際 ジュランソンは1936年と非常に早い段階で原産地呼称を得ています。

対してジュランソン・セックは1975年。

ジュランソン・ヴァンダンジュ・タルディーヴにいたっては1996年の認定。

このことからも ジュランソン こそがこの地のワインのスタイルを体現したものなのでヴァンダンジュ・タルディーヴなんて付けなくていいということなのかもしれません。

 

このワイン産地はフェーン現象でピレネー山脈から暖かく乾燥した風が吹き込む土地。

古くから遅い収獲で甘みのあるワインを造ってきたということなのでは と推測します。

なのでヴァンダンジュ・タルディーヴなんて付ける必要がない ということなのでは?

 

さて この地で栽培が認められているブドウ品種は何といってもプティ・マンサン。

南西部の白といえばプティ・マンサンがカギを握ります。

ただ この葡萄だけだと透明感と深みはあるけど酸が非常に強いので合わせてグロ・マンサン。

それに続くのはプティ・クリュビュ。

この3品種はもっとスペイン寄りのイルレギと同じ。

イルレギで認められている葡萄はこれらの3品種のみ。

 

ただジュランソンから少し東に位置するパシュラン・デュ・ヴィク=ビルとはちょっと違っているのですが 話が脱線しまくりマクリスティなので またの機会に。

 

ジュランソンに話を戻すと上記3品種にプラスしてカマラレとローゼを上限15%で使うことが許されてはいる。

でも現実問題として植えられている葡萄の98%はプティ・マンサンとグロ・マンサンみたいです。

 

ユルラもその2種が半々で植えられていて あとは本当に僅かなプティ・クリュビュ。

甘みのあるジュランソンは100%プティ・マンサンで醸すのですが 本日のジュランソン・セック キュヴェ・マリーに関してはほとんどグロ・マンサンで極少量のプティ・クリュビュ。

少しエレガンスに欠けるきらいがあるグロ・マンサン主体とは思えないほど品が良く透き通るソルダムのような果実味に美しい清涼感を感じるワインです。

 

都知事のおかげでワインのことがいっぱい書けますよ ヒマなんで。

La Nuit Blanche

2008年6月 東京・銀座にオープンした小さなワインバーです。 新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう 自然派だからとか 自然派じゃないとか そんなことは度外視し 旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかということを大切にしています。 旬の食材を活かしたイタリア料理(アラカル)とともに深夜まで楽しめます。

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