こんな時でもコルシカ島は楽しそうだ。
本来 9月末や10月に収穫していたブルゴーニュにおいても日本でいうお盆頃から収穫が始まった2020年のフランスは観測史上最も高温で雨が少なかった上半期だったそうです。
シャンパーニュでも早いところは9月前半に収穫終了。
気候変動激しき折 毎年恒例となった春の遅霜の被害も ゲリラ雹の被害もなくたわわに しかも健全に実った葡萄を収穫できた喜びを伝える生産者のFBの投稿をいくつも目にしましたが こんなに早い収獲で奥深いワインができるのだろうか?
フランスらしいワインができるのだろうかとハバネロ先生は思ってしまいます。
ニューワールドの果実味だけの単調なワインとなんら変わらないような味わいの でも価格だけはベラボーなワインになりそうなイヤな予感がします。
まぁ 競馬の予想すらだいたい当たらない男です。
この予感は外れて欲しいものですが ある程度冷涼な気候のもと じっくりゆっくり完熟した葡萄の持つ深みは温暖な気候のもと一気に熟したものとはケタ違いだと思うんですけどね。
要はフェノール類の話ですが。
そんな2020年にあっても南仏の収穫は驚くほど早いってことはない。
元々 暑い地域で上質なワインを目指す生産者はあえて涼しいミクロクリマを求めますからね。
コルシカ島のウ・スティリッチョヌも昨日そして今日も収穫のようです。
まだ収穫していなかった北向き斜面の畑。
南東向きや南向き斜面を求めるブルゴーニュやシャンパーニュなどと違って南の生産者は北向き斜面の畑を結構 持っています。
逆にこうした畑の方が意味を持つのかもしれませんね これからの時代は。
それにしてもコルシカ島って凄いところですね。
地中海に浮かぶ広島県ほどの広さの島なんだけど 山。
恐ろしく美しい小さなビーチリゾートもあるのに標高が高いところは3000メートル弱に達しスキー場もある。
そして天然温泉もある。
驚きでしょ~
今夜のおまけ画像
ウ・スティリッチョヌの2010年 アジャクシオ ソットゥ・スカラ
正規インポーターからは案内すらもらえません。
もう何年も。
あまりに不条理なことをされたので経緯の説明を求めたら 説明してくれない。
それで すいません とだけ言われてもって感じだけど。
しかも それ以来 距離を置かれた。
だったらフランスで買ってくるよ ってなります。(今年は行けない...涙)
このソットゥ・スカラが激レアなスペシャル・キュヴェ。
階段の下に隠しておきたいくらい美味しいワイン ってことみたいですよ この抽象画。
今はエティケット新しくなってますね。
コルシカ西部のワインらしく柔らかく軽やかで香りも広がりがあり余韻もしっかり伸びる。
コルシカのワイン = パワフル と思っている人の概念を打ち砕きます。
いい意味で。
0コメント