まだ芽を出さないで~

昨年の春 フランスは広範囲にわたり農作物の歴史的な霜被害が出ました。

葡萄畑だけじゃなく他の農作物も大きな被害を受けたわけですが ワイン関係では多くの生産者がその段階でその年の収穫のほとんどを失いました。

 

それでも最後まであきらめずに丁寧な畑仕事を続けた生産者は 実った葡萄の質はいいけど収穫する葡萄がほとんどない‥

そんな状況でした。

 

ツライよね。

でも自然相手の仕事ってそれに挫けてたらおしまい。

いい生産者は須らく人間的な器が大きいし精神的に逞しい。

 

ちっちゃいハバネロはさらなる価格高騰へまっしぐらってことを嘆くわけですが。

 

そんな霜の被害。

今年も?

今週末の土日がぐっと冷え込むようです。

 

ただ葡萄畑に関しては去年より被害は深刻にはならないであろうとの予想が出てましたね。

タイミング的にまだ芽吹いていないと思うし そうだといいんですが。

 

昔からあったこととはいえ毎年のように遅霜に襲われるようになってしまいました。

根本的な原因は気候変動なんですけどね。

 

ワインが好きなら地球に少しでも優しく。

自分にできることを。

ですね。

 

 

今夜のおまけ画像

イヴ・キュイュロンの1996年 コート・ロティ コトー・ドゥ・バスノン

昔も今も 発音 難しいよなぁと思う造り手。

ま 勢いで発音すればワイン関係者なら通じますが カタカナにした場合に最も相応しい表記が頭を悩ませます。

 

今でこそいくつものコート・ロティの区画を有するキュイュロンですが この時代はコート・ロティのエリア内北部のラ・ヴィアィエールと最南端のコトー・ドゥ・バスノンの二つでした。

いつからかエティケットの表記もコトー・ドゥ・バスノンじゃなくてただのバスノンとなり シラー100%となったようですが この頃はヴィオニエも入れてたはず。

コーラとハンバーガーで育ちワインに点数をつけるようになった大御所の評価が低いのもそのためかと。

彼 シラー100%の方が好きですからね。

 

その低評価が逆にいい!

La Nuit Blanche

2008年6月 東京・銀座にオープンした小さなワインバーです。 新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう 自然派だからとか 自然派じゃないとか そんなことは度外視し 旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかということを大切にしています。 旬の食材を活かしたイタリア料理(アラカル)とともに深夜まで楽しめます。

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