久しぶり

約一ヵ月ぶりにベルトーのエポワス(ウォッシュチーズ)が入荷しました。

ロシアの侵略とそれに伴う制裁。

さらに それに対するロシアの報復でロシア上空を飛べなくなった各国の航空機。

 

減便による貨物スペースの争奪戦の激化と運賃の高騰。

温度管理が重要な航空貨物ほど経由便のリスクは高い。

ずっとフェルミエ(チーズ輸入・販売会社)も輸入できていなかったようですが 今週 久しぶりにエポワスが少量入荷したとのことで取ってみました。

 

まだ若く 正直しばらくは提供できる状態ではありません ニュイ・ブランシュ的には。

ただ あと少しの期間 湿度の高い状態で寝かせれば間違いなく芯が抜けトロっとして芳醇なコクが出てくるであろう いい個体 を分けてもらいました。

 

そう エポワスって非常に個体差が大きいと思います。

もともとが いい個体 でなければどんなに待っても美味しく熟成してくれない。

 

今後も入荷が不安定。

その他のヨーロッパの生鮮食材にしてもそうですが 安定して用意できないし価格が上がって困る部分はある。

でも これくらいの不便や負担は受け入れなければと思っています。

 

平和に暮らせてるだけでどれだけ恵まれているか。

多くの人が命を落とし住むところを追われ 愛する自分たちの国の街並みや自然が破壊されていく悲しさや恐怖を思えば文句は言ってられない。

 

 

今夜のおまけ画像

アラン・グライヨの1998年 クローズ・エルミタージュ ラ・ギロード

樽熟成中のワインから最良のものを厳選し瓶詰めされるこの造り手のスペシャル・キュヴェであり このアペラスィオン最高のワイン。

 

先週かな?

超~久しぶりに出たんですが ビックリ仰天の素晴らしさ。

気候変動の影響もあって今はあの頃のようないい酸が表現できなくなっちゃけど やはりこの時代は北ローヌのスーパー・スターですね。

息子にはなんとか気候変動を乗り越えたワインを造ってもらいたい。

実際 マキシムも2008年くらいまでは綺麗な酸のあるワインを造ってましたからね。

La Nuit Blanche

2008年6月 東京・銀座にオープンした小さなワインバーです。 新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう 自然派だからとか 自然派じゃないとか そんなことは度外視し 旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかということを大切にしています。 旬の食材を活かしたイタリア料理(アラカル)とともに深夜まで楽しめます。

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