ツール・ド・フランスで巡るフランスワイン

ツール・ド・フランスの一団は第13ステージでハバネロが大好きなワイン産地としてのサヴォワに入り 今はオート・サヴォワ県で厳しい峠を登っては下るアルプス山岳ステージが繰り広げられています。

今日の第15ステージはとっても美しくて魅了されまくりなアヌシー湖の近くまでは来るんですが 幾度と走り抜けた多くのサイクリストを見かける湖沿いの道ではなく 湖を東側の斜面から見下ろす山道 県道42号線を行く。

そんな道もあったのか。

グーグル・ストリートヴューで見るとちゃんと舗装されている片側一車線の道。

こっちもサイクリスト多いのかな?

今度 走ってみよう。

って自転車じゃなくて車で ですが。

 

で ゴールまで残り20㎞程の地点ではこれまたハバネロが大好きなフロコン・ドゥ・セルのあるムジェーヴを通過。

その後 一気に下って今度は鬼急坂を登り切って少しだけ下ってまた厳しい1級峠の山頂ゴール。

 

そんなん走ったらヘトヘトでしょ?

ご苦労さまです としか言い様がないですね。

 

さて今日はカテゴリー3級峠と2級峠が一つずつに1級峠が三つ!

ポガチャルとヴィンゲゴーの闘いはどうなる?

 

 

今夜のおまけ画像

ロベール・エ・オリヴィエ・ガンタンの2015年 ヴァン・ドゥ・サヴォワ アイズ

なぜこのワインかっていうとこのステージの前半でサヴォワのワイン産地の中でも特に標高の高いAyse(アイズ)の村を通るから。

アイズの村は何にもないけど見晴らしいいですよ~

この超絶マイナー産地を知ったのはかなり前ですが 困った問題があったんです。

正しい発音が分からなかったのです。

あくまでカタカナですが エズ または エーズ とも発音できそうだし アイズ かもしれない。

エーズとしてるインポーターもあったけど真実かどうかは分からない。

なので現地で聞いてみたら アイズ だと。

シャンパーニュにも アイ ってあるだろう って言われたんですが あれは Aÿ でイグレックの上にトレマが付いてるから絶対にアイだけど…

まぁでも以前はウイキっても分からなかったけど今はフランス語のウイキに発音 【 a . iz 】 って書いてある。

ただ 公には Ayse だけど Ayze (ロカール表現)でもいいから二種類の表記どっちでもいいんだよ~とも言われ‥ややこしいなぁ ホント。

 

それはともかく アイズといえば グランジェ。

そしてドミニク・ベリュアールなわけです。

 

何のことですか?

って方も多いと思いますが ドミニク・ベリュアールはアイズのカリスマ生産者。

グランジェは世界でもこのアイズでしか それもたった22ヘクタールしか(ベルアール家の話しですが)栽培されていない激レア葡萄品種。

ただ残念なことにドミニク・ベリュアールは自殺しちゃいましたからね Covid中に。

 

亡くなっちゃって残念だよね。

 

そんな話を去年 現地でしてたら

 

確かにドミニクが亡くなったのは残念だけど アイズはベリュアールだけじゃない!

 

と言われました。

このワイン 飲めるのは絶対に日本でニュイ・ブランシュだけ!

La Nuit Blanche

2008年6月 東京・銀座にオープンした小さなワインバーです。 新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう 自然派だからとか 自然派じゃないとか そんなことは度外視し 旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかということを大切にしています。 旬の食材を活かしたイタリア料理(アラカル)とともに深夜まで楽しめます。

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