ブルゴーニュですらとっくに収穫開始です。
毎年 東京に滞在する時は毎日来てくれる。
5営業日連続とか。
そして毎夜 ボロボロになるまで一緒に飲み 最悪の場合は片付けも終わっていないのに24時間営業の納豆巻き専門スシ屋にまで連行し 挙句 駄日本酒のイッキまで強要するフランス人 クリストフは無敵の肝臓を有します。
こちらがその翌日 瀕死の状態で営業に挑んでいるにもかかわらず 昼間っからケロッと仕事をこなしてまた夜襲を仕掛けてきます。
ニュイ・ブランシュが休みの日曜を跨いで滞在している時は一緒に飲みに行ったりもしますんで ある期間 毎日顔を合わせて飲んでいるということが年に一度あります。
ハバネロ先生の語学力に致命的な難があれど 彼は友達だと言ってくれます。
ありがとうクリストフ。嬉しいよ。(白い巨塔 平成版 第21話の財前教授風)
そんなクリストフから一昨日だったかな?
こんな画像が送られてきました。
7月27日のブログのおまけ画像にも登場した特級コルトン白となる特級畑ブレッサンドのシャルドネの収穫が報じられています。
クリストフとシャンドン・ドゥ・ブリアーユのフランソワって遠い親戚で仲いいんですよね。
あれは2年前かな?
氷室さんのホントにラストなラストギグズで東京ドームで燃え尽きた後に彼ら二人と飲んだこともありました。
それはともかく ブレッサンドでシャルドネを植えているのはここだけ。
暑いってことになってる今年ですが 区画ごとに大きく異なる気象条件で収穫期間は長くなる。
気になる作柄としては 2018年はとても芳醇でありながらバランスが良く高いポテンシャルがあるってなことが書いてあります。
(超ざっくり)
でもねぇ。
本来 8月の二十日過ぎに収穫されるべきではないと思うんですよねぇ。
酸度とか糖度とか そういった分析値的には文句なしだとしても ワインってそんな単純なものじゃない気がします これまでの経験上。
赤での例え話しにはなりますが 分析値なんかじゃ測れない何かがあるからブルゴーニュのピノ・ノワールは世界で唯一無二の存在なわけだし 葡萄の実も本当はもっと樹にぶら下がっていたいんじゃないかなぁ なんて思ったり。
そもそも ここ20年の暑くて収穫が早かった年でブルゴーニュらしいエレガントかつ深みがあるワインてできてないでしょ。
そういうことも含めて 60年代とか70年代に造られていたようなワインにはもう出会えないんでしょうね。
なんとも寂しいです。
今夜のおまけ画像
ラルロの1996年 ニュイ・サン・ジョルジュ 1級 クロ・ドゥ・ラルロ
Y崎さんがこないだ召し上がった際に写真を撮り忘れたと連絡をいただき 代撮 しました。
なので空き瓶ですが まだ在庫もちゃんとあります。
いつもカウンターの正面から撮ってばっかですが Y﨑さんが座っていた席から撮ってみました。
ブルゴーニュのピノ・ノワールには過度なタンニンは必要ないとつくづく思います。
センスのない評論家が高評価していたにもかかわらず乾いたタンニンに支配された色気のないワインが目白押しの残念な1996年にあって やっぱこの時代のラルロはいいなぁとしみじみと思うエレガントで華やかな ブルゴーニュという土地でしか生まれてこないワインです。
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