He's gone 突然のことに目を疑いました。
営業前にK藤さんからのメッセンジャーでアンリ=フレデリック・ロックの訃報を知る。
56歳で…
なんで???
まだ逝っちゃだめでしょ(涙)
唯一の情報によると亡くなったのは現地時間で土曜から日曜にかけての夜とのこと。
ドメーヌ(ワイナリー)の今後とか D.R.C.の共同代表は誰になるのかとか気になるところですが 日曜はオスピス・ドゥ・ボーヌのオークションでしたからねぇ。
世界中から多くの関係者が集まっていた。
そのタイミングでは情報を出したくなかったと思います。
買占めやらで大混乱すること必至。
その辺は当然 これからなんでしょう。
とにかく残念です。
オザミ・デ・ヴァンの丸山さんに飲ませてもらったのが最初ですね。
ちょうど20年前か。
1993年はイマイチだったけど 1994年や1995年は経験したことのないブルゴーニュワインでしたね。
若いワインなのにどうしてここまで 華やかでやわらかいんだろう?
他にそうしたワインがなかったですからねぇ。
不思議でしたね。
知りたくて 知りたくて 相当 飲んだと思います。
価格もねぇ 当時は安かったし。
少しでも理解したくて無駄に1988年とか しょーもないヴィンテージまで飲んじゃったり。
何年だったかのヴィネクスポに本人が来日されてましたね。
1998年? 2000年?
ヴィネクスポに行ったのはそれが最初で最後ですかね。
優しく感じのいい方でした。
1996年のクロ・デ・コルヴェのマグナムをいただいたような。
その後 価格は急上昇。
さらに自分のレベルも上がりワインに求めるものも厳しくなったからか? 品質にバラつきを感じることも多く 細々と購入する程度。
常連の方でもニュイ・ブランシュらしいワインじゃないよねぇ という意見ばかりだと思うのですが 2005年や2009年という評価は高いけど濃くて全然ブルゴーニュら
しさがないワインばかりのヴィンテージで さすがと思わされるワインを造っていましたし 2010年のピノテリーは個人的に何本 飲んだことか。
まぁでも近年はSO2を使わないワインに典型的な 失敗でしょ ってなデキのものもあったり 価格が価格なんで全く購入してませんでした。
最後に飲んだのは今年のいつだったか?
ひどくレデュイな状態で思わずお店の人に " こんなの薦めないでよ " と言ってしまった。
そしたら逆にブチ切れられたけど まさかこんな日が来るとは。
もう飲めないワインになっちゃいますね。
本人もそんなことは望んでいないに決まってるけど これを機に完全に投機対象でしょうから。
重ね重ね残念です。
R.I.P.
今夜のおまけ画像
シルヴァン・パタイユの20015年 マルサネ オン・クレモンジョ
現在 この人のようなワインを造れる人はブルゴーニュにはいない。
いつしかこういうスタイルがスタンダードになる日が来るのかな。
アンリ=フレデリック・ロックのスタイルを多くの造り手が追いかけたように。
ブルゴーニュの新時代に期待。
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