怪我の功名というか棚から牡丹餅というか

多かれ少なかれ波があるニュイ・ブランシュ。

もちろん 一般的に優良な飲食店は 毎日きっちり予約で満席 というのが理想なのかもしれませんが ワインバーってまたちょっと違いますからねぇ。

毎日 程良く ってのが理想かな。

 

そんなわけで日々の売上げに対し一喜一憂することってほとんどありません。

今日良くても明日はどうなるか分からない。

逆に今日がイマイチでも翌日はドカンってこともある。

 

短期的にどうこうってどーでもいいかなと。

長い期間で均してみてどんなもんかってことだと思うし。

 

ただ それでも一ヶ月単位では あぁ今月は良かったなぁ とか 来月は巻き返したいなぁ とか思ったりします。

 

ま たまたまいい感じの日が多いとその月が矢鱈と売上が高くなることがあります。

昨年の9月がそうでしたね。

D.R.C. が2本。

そてにアルマン・ルソーのシャンベルタンやクロ・サン・ジャックがかなり出たと思います。

 

ヤバい。

こんなペースでルソーが出まくっちゃったら将来 枯渇しちゃう...

 

そんな心配はちゃんと杞憂で終わるんですよねぇ。

その後はルソーのグラン・クリュなんて出やしない。

これで帳尻合わせって感じでしょうか。

 

まぁでも9月はなぜか高額ワインが出る時だったんでしょうね。

 

ある日 外国人客が一人でやってきた。

サンフランシスコから仕事で来てると。

 

グラスで白を飲んだ後にワインリストからボトルで赤ワインを選ぶ。

" このワインはあるの? "

ってなことを訊かれたんですが…

あと1本 残っていたかどうか微妙。

" ちょっと確認してきます。 " 的な英語が言葉にできず 大平元総理状態...

あぁ…うぅ...

 

あまり英語力のなさにあきらめたのか?

" じゃ これは? " って さっきは1万円程のワインだったのに ヴォギュエの1990年のボンヌ・マール指さしてきた。

突如の高額ワイン指名。

仕手筋介入銘柄的な急上昇⤴

 

またこれがバッチリあるわけです。

 

英語できなくて逆に高額ワイン売れてラッキ~

 

なんてこともあったのですが 先週はその逆。

 

" 8万円ぐらいの予算でって言ったのに 8.000円のボトルだったけど このワインはとても興味深かったんで良かったよ。 " 的な言われ方を会計の際にされました。

 

マジか!

エイティー・サウザンドって言ってたのかよ...

 

ま 柳の下の泥鰌 ってっことですね。

 

 

今夜のおまけ画像

 

珍しくエマニュエル・ルジェ。

アップしといてなんですが 当分寝かせなきゃな 2016年のヴォーヌ・ロマネです。

La Nuit Blanche

2008年6月 東京・銀座にオープンした小さなワインバーです。 新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう 自然派だからとか 自然派じゃないとか そんなことは度外視し 旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかということを大切にしています。 旬の食材を活かしたイタリア料理(アラカル)とともに深夜まで楽しめます。

0コメント

  • 1000 / 1000