物珍しいからじゃなく 美味しいワインだからです。
ニュイ・ブランシュだったりこれまで仕事してきた店で提供したワインが珍しい産地や葡萄品種だと マニアックですね なんて言われたりするんですが 自分自身は決してそうは思っていません。
そう言う人はまず間違いなく自分はワインをかなり知っているとの自負がある方。
だから そんな自分でも知らないワインや葡萄品種 = マニアック という等式になるのでしょう。
まぁそれも慣れの問題だとも思うんですが。
90年代って例えそれがジャック・セロスであろうがレコルタン・マニピュランのシャンパーニュを提供しようとしようものなら
えっ? 何これ⁇ VーV・クリコとかないの?⁇
なんて言われたわけですから。
セロスやエグリ・ウリエのキュヴェ・スペシャルがグラス1杯 1.800円だとしても。
今じゃ
RMのシャンパンがいいなぁ
なんて普通に言われる時代になりましたが。
ハバネロ 大学生のアルバイト時代からワインに関わりだして30年以上。
とにかく美味しいワインを提供したいし自分も美味しいワインが飲みたい。
そのためにはいろいろと知らなければならないし 経験すなわち飲まなければいけないし もっと分かるようにならなければならないし それにはゴールはない と思っています。
なので まだ自分の知らない素晴らしい生産者やワイン産地 葡萄品種が必ずあると信じて日々ワインに向き合っています。
そんなわけで今夜のおまけ画像はジェレミー・ブリッカの2024年
I.G.P. イゼール モンドゥーズ・ブランシュ
黒葡萄のモンドゥーズはサヴォワの赤ワインで有名‥ってのは言い過ぎか?
サヴォワ好きのハバネロ的には常識なんですが 知らないソムリエも多いか。
まぁでも一部のプロは知っているでしょう。
とはいえモンドゥーズ・ブランシュに出会う機会はあまりないかもしれません。
とあるサヴォワの生産者によれば 世界の栽培面積は僅か9ヘクタール とのこと。
おそらく フランス以外で植えてるとこはないからフランスでの栽培面積 = 世界での栽培面積 って言ってるんだと思われますが。
また別の意見では7ヘクタールとか。
そんなに少ないの? というのがハバネロの正直な感想。
サヴォワが好きになったきっかけはミシェル・グリザールなんですが 彼の次のスター候補を探しまくっていた。
目星を付けたのがデ・ザルドワズィエール。
大関社長が日本にデ・ザルドワズィエールを輸入し出す前に それこそ2000年代前半のヴィンテージから飲んでいたんですが シストというキュヴェにはモンドゥーズ・ブランシュがブレンドされていた。
なので確かに他では目にしないけど特に珍しいという感覚も抱いていなかった。
他にも植えてる人いるんだろうなぁ って。
でも 世界で9ヘクタールって言われると ホントに? って思っちゃう。
で 自分なりに軽く調べてみた。
そうすると9ヘクタールとか7ヘクタールというのも納得。
フランスでの栽培面積のデータなんですが1979年で21ヘクタール。
その後減少しだし1988年で7ヘクタール。
1998年には5ヘクタールまで減少。
その後2008年に6ヘクタールと微増して2018年で8.1ヘクタールに。
だとしたらタイミング次第では7ヘクタールだし 古代品種やマイナー品種が見直されているこの10年程の流れから行くと9ヘクタールに伸びたタイミングもあるだろうし 現在ではもっと増えていると思われる。
ただビックリしたのは最も古い統計データである1958年。
なんと1ヘクタール…
ほんと絶滅危惧品種だったんですね ま その後もそうなんですが。
ジェレミー・ブリッカが最初に植樹したのは2015年。
この時に植えた品種が何だったかはちょっと分からないんですが 毎年1ヘクタールずつ植えていったそうです。
なんせ時に季節労働者を雇うとはいえ ほぼ一人でやってますからね。
白葡萄の区画は約3ヘクタール。
その内の約4割がモンドゥーズ・ブランシュって結構な比率。
自然に敬意を払い当たり前ののようにナチュラルな栽培と醸造。
でも多くのナチュラルワインにある 欠陥はない。
実に綺麗な味わい。
そういうナチュラルワインが好きです。
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