桜色のシャンパーニュは季節外れじゃない

いつものように店に来て営業準備。

まずはカーヴに段ボールごとワインを置いて行ってくれる無道さんとこのワインを箱から出してボトルを拭いて棚にしまう。

店内の掃除はしてから帰るのでグラス関係をちゃちゃっと綺麗にして 納品されたヴォルヴィックなんぞを冷蔵庫に収め 看板と階段やビルの入り口などの掃除。

 

あれっ?

18時オープンのギリギリにしかスタッフが来ない地下2階なのに もうスタッフ来てる。

しばらくすると時折 大きな声が聴こえるようになる。

以前はよく行った朝7時まで中華の向かいにできた銀座ってより六本木な店からはさらに大きな歓声が。

 

なるほど。

ラグビーワールドカップの日本対アイルランド戦を店で流して営業してるのね。

偉いなぁ。

いつもより早くから営業するなんて。

子供の頃から早起き苦手なんで無理です そういうの。

 

ついでに流行物にのっかるってのも フットーワーク軽くなくて無理。

 

ただラグビー日本代表は心から応援してますよ。

実力以上にもてはやされ さらに実力以上に自分の価値を上げることに長けたアスリートというよりも " 実業家 " がチームの大黒柱となりがちな某人気競技の日本代表よりはるかに世界の中での実力も上だしね。

それにスクールウォーズ世代だし。

 

そんなわけで今夜の画像は(おまけだなんて付けられない)は桜色のシャンパーニュ。

新着!ブノワ・ライエの2016年 ロゼ・ドゥ・マセラスィオン。

 

以前は色の濃い しかも重くもっさりした果実味のイマイチなロゼをこしらえていましたが 2014年から激変!


ちょうど2014年の10月に蔵に行ったら流行のアンフォラ(テラコッタ製の壷)が2台あって これで何してるの? って尋ねたらロゼの発酵容器に使ってるとのこと。

へぇ~ どうなんだろうね? アンフォラって。

なんて思っていたら出来上がったシャンパーニュは淡い桜色の綺麗で軽やかな果実味の実に魅力的なものとなりました。

 

生産量は極めて少ないですが 滅多に出会えない素晴らしいロゼ・シャンパーニュです。

 

桜のジャージの勝利を願って。

(実際はこの画像より淡い色です)

La Nuit Blanche

2008年6月 東京・銀座にオープンした小さなワインバーです。 新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう 自然派だからとか 自然派じゃないとか そんなことは度外視し 旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかということを大切にしています。 旬の食材を活かしたイタリア料理(アラカル)とともに深夜まで楽しめます。

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