変わらない良いものもありますが‥

昨日 ブログのタイトル 映画『バブルへGo!!』

くだらないけど笑えちゃうコメディ。

あまり邦画を映画館で見ることはないのですが 確か六本木ヒルズのTOHOシネマズで鑑賞した記憶があります。

舞台は1990年の東京。

まぁリアルにバブルの恩恵を受けたりってのは皆無でしたが 1990年当時は高校生。

なので なんとなくテレビで世の大人のドンチャン状態は知っていたから楽しめたってのもあるとは思いますが 正直 面白かったです。

 

その中で主演の阿部寛演じる東大卒のエリート大蔵官僚が自宅 それも確かメゾネットタイプの洒落たマンションで Ch.ラトゥールを飲むシーンがありました。

 

実際 バブル景気でウハウハだった人は多いのかもしれませんが 一国家公務員にその暮らしが可能なのかは自分には判りませんが まぁバブルっぽい演出。

勿論 当時の Ch.ラトゥールは今思えば相当 安かったと思います。

小売で1万円しないくらい?

どうだろう?

もっと安い?

そんなもんなんじゃないかな。

 

とにかく そのシーンで阿部寛は " ラトゥ~ル~ " と言いながら冷蔵庫からワインを取り出し 缶詰のキャヴィアをあてにして飲むわけです(確か)。

 

今 考えたらかなり気持ち悪い組み合わせですけどね キャヴィアと Ch.ラトゥールって。

ただ これもバブルっぽい演出だと思うし ワインセラーじゃなく冷蔵庫というのにリアリティを感じます。

 

あれからというか その設定の1990年から30年。

当時は自宅にワインセラーがある人は本当に限られていたと思うけど 時が流れ今は違う。

家電量販店にだってしっかりとしたワインセラーのコーナーがある。

 

確かに安い買い物じゃないから欲しいけど買うのをためらっているという人もいるとは思いますが 多くのワイン好きはその必要性を認識していると思うのはハバネロ先生の勘違いなのでしょうか?

 

いまだに常温で並べられたワインが売られているという現実。

そして それらにも美味しいものがあると言い張る。

 

ごめんなさい 今や令和ですよ。

発想がバブル以前の昭和のままの業界関係者が生息していることに暗澹たる思いになります。

まさか ワインは押し入れで保存 なんて言うのでしょうかね そういう人たちって。

だったら当然 スマホじゃなくてショルダーフォン使ってるんだろうなぁ。

 

ちゃんと温度管理をされているワインでしか感じられない素晴らしい世界に少しでも多くの人が気づきワインをもっと好きになることを願っています。

そこには他のお酒では経験できない幸せがあるのだから。

 

 

今夜のおまけ画像

アルベール・グリヴォーのムルソー 1級 クロ・デ・ペリエール

バブルへGo!! の舞台となった1990年。

非常に バブルな 豊潤でリッチな味わい。

今 抜群のの飲み頃。

黄金の味。

La Nuit Blanche

2008年6月 東京・銀座にオープンした小さなワインバーです。 新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう 自然派だからとか 自然派じゃないとか そんなことは度外視し 旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかということを大切にしています。 旬の食材を活かしたイタリア料理(アラカル)とともに深夜まで楽しめます。

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