Go To 良識ある夜の店!
Go To トラベル 始まりましたね。
って 昨日から? 今日から??
まぁ関係ないんで どーでもいいや。
ニュイ・ブランシュ的には Go To トラブル でして築地警察呼ばなきゃな事態ですが この無駄な祝日の連続技にもめげずに休まず営業してます。
もちろん日曜は休みますけどね。
Go To 良識ある夜の店 でお願いいたします。
今夜のおまけ画像
レシュノーの1996年 ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ダモド
ニュイ・サン・ジョルジュ村の1級畑 レ・ダモドといえば 個人的には ロベール・ジャイエ=ジルの1984年の1級 レ・ダモドが忘れられません。
ボルドーの1984年は冴えなくともブルゴーニュは違う。
もしかしたら 生涯最高の1級 レ・ダモドかもしれないというくらい華やかなワインでした。
今回のレシュノーのレ・ダモドは1級ではありません。
同じレ・ダモドという畑ですが斜面下部のレ・ダモドは1級畑。
ただ隣接する斜面上部のレ・ダモドは1級畑ではないのです。
厄介なケースですがブルゴーニュにおいては他にもこういう畑はあります。
レ・ダモドはなだらかな斜面が連なるブルゴーニュにしてはかなり急な斜面なんですが 上部は標高が300mから350m程の範囲にあり 1級畑としてはちょっと標高が高過ぎる ということなのでしょうね。
で レシュノーはそのどちらにも所有区画があり この時代は二つの畑の葡萄を混ぜているので1級が名乗れなかったのです。
ドメーヌの創立は1986年と歴史の浅いレシュノーですが 1990年ヴィンテージ前後にはすでに評価を確立したということもあり成功した生産者の一つ。
それもあっていつだったか1級畑のレ・ダモドを買い足して1級だけで醸造・瓶詰めしニュイ・サン・ジョルジュ 1級 レ・ダモド をリリースするようになりましたね。
そんなレ・ダモドはヴォーヌ・ロマネ村との境界に位置しヴォーヌ・ロマネ村のレ・ダモードという畑と隣接しています。
カタカナだと非常に似た表記になりますがニュイ・サン・ジョルジュ村が Les damodes でヴォーヌ・ロマネ村が Les Damaudes となります。
このあたり ハバネロ的にはちょっと謎なんですよねぇ。
二つは地続き。
行政区分こそ違えど同じ丘の同じ標高で斜面の向きも同じなのにヴォーヌ・ロマネ村のレ・ダモードは1級畑ではない。
1級レ・ダモドの斜面下部に隣接するニュイ・サン・ジョルジュ村のオー・ブドは1級畑で同じ標高で同じような斜面で隣接するヴォーヌ・ロマネ村側のマルコンソールも1級畑。
そして これらの畑が斜面下部でそれぞれ隣接するニュイ・サン・ジョルジュ村のバ・ドゥ・コンブは1級じゃないけどヴォーヌ・ロマネ村のレ・ショームは1級。
これは確かにバ・ドゥ・コンブが谷間の底部分になってるってのもあるんでしょうが‥
レ・ダモドの逆で斜面上部だけなら1級でもいいんじゃない? と思わなくもない。
同様になんでヴォーヌ・ロマネ村のレ・ダモードは1級じゃないんだろう?? と思うわけです。
ただ これこそ長い歴史の中で人類が見出した答えということなんでしょうね。
標高が同じで地続きで斜面の向きも同じだろうと地中の土壌構成や風の吹き抜け方まで同じとは言えませんからね。
ブルゴーニュの難しさであり面倒臭さでもあるけど こういう違いを探求するのがブルゴーニュの面白さだとは思いませんか???
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