コルシカ島 ホントいいとこです。

この時期は埋立地 銀座の地下は異常な湿度。

なのでいつも日曜日は夕方頃に一度 ニュイ・ブランシュに除湿器のタンクに溜った水を捨てに来ます。

一昨日もそうだったんですが その前に銀座 日々へ。

日比谷線の銀座駅で降りて三越の地下1階から新館へ。

エスカレーターで新館1階に上がりそこから三原通り側の出口を出て‥とルートを描いていましたがその出口は閉鎖されていた。

 

なるほど。

出入口を限定してサーモグラフィと手の消毒って時代ってことですね。

 

しょうがないので若干ロスしますが本館と新館の間の あづま通り側の出口から新館を出て日々へ。

日々からニュイ・ブランシュへは三原通りから入れないのであづま通りから本館に入って4丁目交差点に出たかったけど あづま通りの本館側出入口は出口専用…

 

無念…

 

その後 銀座6丁目のユニクロに中央通りから入って金春通り側に出る。

そしてすぐにバーニーズに入って交詢通りの正面出入口から出て電通通りを渡ってニュイ・ブランシュ。

 

三越もユニクロもバーニーズも。

信じられないくらい静まり返っていた。

手持無沙汰な店員さん大発生。

 

確かに最近 平日の昼間に自転車で通っても銀座の人は少ない気がする。

先週土曜の歩行者天国もガラガラだった。

暑さのせいもあるのかもしれないけど 銀座 死んだ街状態。

土曜の夜にお客様にもそう言われました。

 

逆に安全なんですけどねぇ。

銀座の街もニュイ・ブランシュも。

 

昨夜は久しぶりに延長戦で3時過ぎ。

やっぱニュイ・ブランシュは延長戦しないと成立しないのかなぁ(笑)

 

休みの翌日は朝 6時起き。

どんなに飲み過ぎても6時頃に起きてレインボーステッカー並みに効果が疑問視されるダイエットも兼ねて走ってニュイ・ブランシュに来て除湿器の水を捨ててまた走って帰る。

さらに昨日は耳の治療にも行ったからあまり寝ていなくて‥

月曜からハードだったけど 時にはそれくらいの試練がないとね。

 

 

今夜のおまけ画像

アントワーヌ・アレナの2013年 ミュスカ・デュ・キャプ・コルス

いわゆる ヴァン・ドゥー・ナチュレル。

日本のワイン業界では 天然甘口ワイン という訳が当てられています。

 

時折 ドゥー と伸ばさずに ヴァン・ドゥ・ナチュレル という表記を見受けますが ここは伸ばすべきです。

フランス語をカタカナにするって正確には無理なことも多いけど 伸ばした方が伝わる この場合は。

 

それはともかく 個人的にはヴァン・ドゥー・ナチュレルってあまり好きではない。

Vin Doux Naturel を直訳して 天然甘口ワイン なわけですが 天然なのは葡萄の糖分がってこと。

醸造はナチュラル感ないです。

 

葡萄の糖分はアルコール発酵のプロセスでアルコールに変わり葡萄ジュースはワインとなります。

アルコール度数が14度を超えてくると酵母の働きが弱まります。

世の中のほとんどのワインは辛口。

神が与えし奇跡なのか 醸造用葡萄というのはちょうどアルコール度数が11度とか14度くらいになる糖度なのです。

 

対して人間が知恵と経験で創り出したのが甘口ワイン。

非常に糖度の高い遅摘みした葡萄や貴腐葡萄を醸造するとアルコール度数が14度を超えてもまだまだ糖分が残っているので甘口ワインとなります。

 

天然甘口ワインは発酵途中でブランデーを添加して発酵をストップさせ甘みを残したものなのですが 往々にしてそのブランデーのアルコールと果実味がうまく調和していないと感じるのです。

しかも酸味が足りなくてモワっとした飲み心地のものがほとんど。

 

が アレナは違う。

2000年ヴィンテージなんて明らかに貴腐葡萄が入っていたと思われました。

葡萄はミュスカ・ア・プティ・グラン・ブラン。

つまりマスカット系葡萄で最も高貴な品種由来のフローラルな要素にオレンジやマンダリンのような香りがどこまでも広がり 絶妙な酸が濃い甘みを実に心地良く感じさせてくれます。

 

コルシカ島のスーパースターです アントワーヌ・アレナは。

訪問した生産者からはアレナへのリスペクトの言葉を頻繁に耳にしました。

 

甘口を1本飲むってなかなかないこと。

それはハバネロでも無理。

これはグラスの甘口ワインで提供しますんで 是非とも飲んで そして地中海に浮かぶコルシカ島でのんびり夏休みを過ごしたような気持になってもらいたいです。

La Nuit Blanche

2008年6月 東京・銀座にオープンした小さなワインバーです。 新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう 自然派だからとか 自然派じゃないとか そんなことは度外視し 旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかということを大切にしています。 旬の食材を活かしたイタリア料理(アラカル)とともに深夜まで楽しめます。

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