初めての明治記念館
昨夜はなぜか元々のご予約が多め。
不人気ニュイ・ブランシュには滅多にないことですが そういう日は予約以外の人が全く来なかったりってあるんですけど 昨日はそんなことなく月曜からまぐれ的忙しさ。
午前中から試飲会ハシゴしたりして かなりの血中アルコール濃度だったと思われるんで嬉しいしい悲鳴状態でした。
そんな試飲会の一つで 初めて明治記念館なるところに行きました。
未だかつてここが会場となった試飲会を知りません。
そりゃそうかも。
酔客など似つかわしくない やんごとなき庭。
古い建物の瓦もハンパなかった。
例年 ラングドック地方の試飲会って日本に輸入元を持っていない生産者も大挙 訪れてるんでフランス語しゃべれる機会が多いんですが 今回は日本のインポーターのみの出展。
ま 一部のブースには現地から来てるフランス人もいまして 手持ちで持って来た蔵出しの熟成した素晴らしいワインを飲ませてもらったりで 青山一丁目からだとかなり歩いたけど 行って良かったなぁな試飲会でした。
初めて見た庭も綺麗だったし いい経験でしたよ これも。
さてこの雨。
今夜は元々のご予約が少な目。
どうなることやらですが それはいつものこと。
今夜もニュイ・ブランシュらしく盛り上がりますように。
今夜のおまけ画像
レイモン・トロラの1996年 サン・ジョセフ
ジャンタ=デルヴィユーの1990年 コート・ロティ コート・ブリュンヌ
幻の造り手の最後の1本が一夜にして…
まぁでも民間人なのによく知ってますよねぇ。
どちらもとっくに引退した 濃厚な果実味のワインと誤解されもするシラーというブドウ品種の本来あるべき姿を表現してきた偉大な造り手。
しかも フランスのレストランやワインバー そしてワインショップでも一度も見たことがない まさに幻の造り手。
活字でお目にかかることすら稀。
余程 昔のワイン本を それもマニアックなものを読んでるか そういうワインを扱ってるレベルの高い店に出入りしてないとプロでも知らないワインなんですけどねぇ。
ワイン好きのバイタリティ恐ろしや。
余りに知られていないワインだけど いつ売れるか分からないけど 持っていなければ話にならない。
数年でヘタれる腰抜けワインが増えてしまった現代でも やはり熟成してこそのワインって素晴らしい。
試飲会で特別に飲ませてっもらったワインもそうだけど。
本当の価値はすぐに分かるわけじゃないですからねぇ。
待つ勇気と懐の大きさがあるかでワインの価値も変わるなとあらためて思った大忙しな月曜日でした。
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