VOGUE FRANCE では Le petit peut être puissant. と表現していましたね。
初めて コムデギャルソン の服を見たのは小学生の時でした。
えっ? こんな服 とてもじゃないけど着られないじゃん!
思わずそう口走ったハバネロくんにネロ姉が
こういうのをアヴァンギャルドって言うの。
熱烈に好きな人がいるのよ。
そんなことを言ったことを覚えています。
アヴァンギャルド?
なんだそれ⁇
と思ったことも 家に帰って広辞苑で アヴァンギャルド を調べるも 前衛的 というその意味がまた分からなかったことも覚えています。
当初は人が着るものとは思えないくらい衝撃的なデザインだったコムデギャルソンでしたが ファッションに興味を持つにつれその深いデザイン性が理解できるようになりハバネロくんのファッション感に大きな影響を与えました。
服とは一枚の平面の布ではない ということをその構築的というか立体的なデザインが教えてくれましたし コムデギャルソンに限らず切り返しが効果的に使われたデザインの服に魅力を感じるようになりました。
川久保さんは本当に尊敬すべきデザイナーだと思っています。
先週のパリ・ファッションウィークでのコムデギャルソン 2025-2026秋冬コレクションでのテーマは SMALLER IS STRONGER だったそうです。
川久保さんはあまりメディアに語らないし エイドリアン・ジョフィーさんが言ったのか?
それともコレクションノートに記されていたのか⁇
ショーに呼ばれる身分ではないハバネロには分かりませんが 日本語のメディアによれば SMALLER IS STRONGER。
さすが 川久保さん!
選挙の結果を見てジャンクフードLOVEな大統領に媚びへつらうアメリカの腰抜け巨大企業経営者とは大違いだ!
それは単になんでも欲しがるAルノー会長を筆頭としたファッション業界を牛耳る巨大コングロマリット企業に対する意味だけじゃなく アメリカのビッグIT企業に対する意味もあるのでは。
さらには世界一の富豪の座をそれこそAルノー会長と争う 自分に都合のいいアルゴリズムで X をコントロールするわ ヤクザ手法の大統領にすり寄るわでやりたい放題なEロン・マスク という人物をも含んでいるのでは と勝手に考えてしまいます。
ワインの世界もあれもこれも買える大きなところの優位性が甚だしく増している。
昔から好きだった生産者のワインも 誰も見向きもしなかった頃から気に入っていたワインも 大量のいらないワインも引き受けないと売ってもらえないし案内ももらえない時代。
でも SMALLER IS STRONGER です。
ニュイ・ブランシュのような小さな店でもできることはある。
というわけで今夜のおまけ画像は
エティエンヌ・サンドランのア・トゥラヴェール・セル エクストラ・ブリュット
こういうみんなが知らない日本で飲めない美味しいものを先回りして手に入れちゃうのも小さな店ならではのささやかな抵抗の一つです。
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