縁があるならまた会える
寒いです。とっても。昨夜の営業からして。
そりゃ雪も散らつきます 心にも。
帰宅してお風呂入って さらに珍しく床暖入れて。
眠くて眠くて とっとと寝たかったけど どうしても注文まとめなきゃで頑張りました。
昨夜 大切に 大切に 心から大切にしてきたユリス・コランの2004年 ブリュット ブラン・ドゥ・ブランがついに終わりとなりました。
オリヴィエ・コランが初めて造った 2003年はINAO(ざっくりいうと行政機関)によりシャンパーニュとして認められず 全てヴィネガーにさせられました。
よって初めて世に出たオリヴィエのワインがこの2004年。
ま 正確にはこのブリュットとエクストラ・ブリュットの2種類をリリースしたのですが ブリュットが造られたのはこの2004年だけ。
それ以降はエクストラ・ブリュットのみ。
しかも創立間もないということもあり 多くの葡萄を大手に売っていたため 今よりはるかに生産量が少なかった時代。
でも そういう希少性をもって大切にしていたってわけではないんです。
年を追うごとにミネラル感が高まり荘厳な雰囲気を醸し出すようになったオリヴィエのワインですが 個人的にはこの2004年は特別でした。
なんともいえない優しく包み込まれるような感覚。
透明感があって華やかで 心を穏やかにしてくれた。
幾度となく幸福な気持ちをもたらしてくれた。
幸運にも開業間もないニュイ・ブランシュにも入荷量が少ないのにたくさん分けていただき 何度もパワーをもらいました。
が ついに です。
ワインである以上 いつかは飲まなければ意味がないことは分かっていたけど それでも なんというか それがまさか昨日だとは。
心の準備もなく ポッカリ心に穴が開いたような そんな気もします。
ただ これでニュイ・ブランシュが 自分の人生が終わったわけじゃない。
まだ自分の知らない素晴らしい世界が見られるワインに出会えるはず。
それに もしかしたらまた2004年のユリス・コランにだって出会えるかも。
正直 これをいまだに持ってる店って他にないんじゃないかなぁ とは思うけど 縁があるならまた会える。
そんな気もします。
ありがとう。感謝の思いでいっぱいです。
そして世界のどこかでまだこのユリス・コランを大切にしている人がいるのなら 必ず今よりももっと輝ける時が来るから これからも大切にしてあげてね~
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