Wine Bar La Nuit Blanche - ラ・ニュイ・ブランシュ

Bar à Vin et Restaurant LA NUIT BLANCHE
新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで…
ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう
自然派ワインだからとか 自然派じゃないとか そんなこと どーでもよくて
旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかってこと大切にしています。
旬の食材を活かしたイタリア料理とともに深夜まで気軽に楽しめます。

LA NUIT BLANCHE , Ginza - Tokyo
Un petit Ba

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いよいよフランスのアルプス オート・サヴォワに。

オルレアンからの長距離移動の翌日はブール・カン・ブレスからムジェーヴへ。いよいよサヴォワ地方{厳密にはオート・サヴォワ}入り。 ジュネーヴ近郊のフランス側に住んでいるBジャマンさんに連絡したら会えるよとの返信が。結構 返信くれない人なんでラッキー。指定された場所はジュネーヴ郊外のスイス側の小さな街 カルージュ。 ブール・カン・ブレスからムジェーヴへのルートは基本 高速40号。ジュネーヴ近くで高速40号からスイスの高速1号に入ってすぐ出たところ。 場所的には好都合なようにも思えるけどスイス側に行くのは正直イヤ。とにかくスピード違反の取り締まりが厳し過ぎる。というか速度標識のない片側5車線とかって完全に罠ですよ。ああいうところも50㌔制限ってね。しかもどこにオービスがあるか分からないし。 それとスイスの高速は年単位のサブスク。40スイスフランで年間乗り放題。所得の高いスイスの人からしたらタダ同然。 でもそのサブスクのステッカーがフロントガラスに貼ってないと400スイスフランの罰金。結構 取り締まってるんですよ 国境で。アホ円安だから約8万円って ヒャー!かなりいいワイン飲めるじゃん!絶対に払いたくない。 でもほんの一瞬のためにそのステッカーを買うのも円安過ぎてばからしい。なのでスイス側に入る前に高速を降りようと思ったの出すが そのままA1に… あぁぁ… やっちゃった。幸い国境に州警察がいなくて助かりました。許してね 悪気なかったから。 で 最近ワインビジネスも始めたBジャマンさんと情報交換。 4月に日本に家族旅行で来てくれた際にもニュイ・ブランシュに寄ってくれてたんで 今年は1年に2回も会えたね~毎年こうだといいね なんて話もしてムジェーヴへ。 オート・サヴォワは毎年来てるんで今回あまり写真がないんですが 奥の雪山がモンブラン?

オルレアンからブール・カン・ブレスに。でも画像なし。

夜が明けたオルレアン。雨脚は一層強まり 時折 叩きつけるような激しさになり 部屋の中でも恐怖を感じる時間帯も。 散歩は諦めマルトロワ広場の地下から車を出し また工事の人に許しを得てホテルの前に車を停め荷物を載せてチェックアウト。 この日はフランスの西寄りから東寄りへの長距離移動日。宿泊地はブール・カン・ブレス。車で4時間ちょっとの予測も大雨。もう少しかかるかな。 とにかくずっと高速。レンタカーは初めて乗った知らないメーカーのハイブリッド。 ただエネルギー回生しても蓄えられる量が少ないし バッテリーがなくなると途端にパワーダウンしてエンジンの負荷が増してエンジンがうなり声を上げてうるさい。普通にルノーとかプジョーでいいんだけど 今やこういう車もあるんですね。 途中のボーヌで高速を降りて久しぶりにブルゴーニュの地に足を踏み入れました。ペピタさん 覚えてくれてて嬉しかった。 新陳代謝が極めて少ないブルゴーニュですが ル・コントワー・デ・トントンには見たことのない生産者のワインがたんまり。ぺピタさんにあれこれ教えてもらいました。 高速を降りてからは雨はほんの小降りに変わり晴れ間が顔を出す時も。オルレアンで散歩もできなかった分 時間的余裕があり畑も見に行けたのは怪我の功名か? 再び高速に乗り目的地のブール・カン・ブレスに。  複雑な一方通行。グーグルマップのナビでは辿り着けない。ナビ無視してなんとかホテルに辿り着いていつもの散策&買い出し。 ここも綺麗な街だったんですけど何故か写真がない。早くも撮り飽きしたのか?  長くミシュラン三つ星でちょっと前に二つ星になった有名店のカジュアルな店で晩御飯。満足度は高くなかったけど 近くにクラフトビールバーがあって救われました。  今夜のおまけ画像

ニュイ・ブランシュはワインが好きな人のための空間でありたいと思っています。量の問題じゃなく。

このところフランスに行った際に絶対に外せなくなっているのがサヴォワそしてオート・サヴォワ{フランス東部スイスと国境を接するエリア)。最早ブルゴーニュで掘り出し物など見つけられない時代。第二のミシェル・グリザールを探しにサヴォワなのです。それに車でピエモンテまで行けますしね。4時間くらいかかりますが。 ただ その前後にどこか他にも行ってみたい。例年まず羽田⇄シャルル・ドゥ・ゴールの往復だけ早めに取って それからどういう旅程にしようかと考えるという流れ。 前にも書いたと思いますが 空港で待つとか TGVを待つ というのが基本 好きじゃない。東海道新幹線に慣れ過ぎていて… なのでシャルル・ドゥ・ゴールから即レンタカーというパターンが結構ある。5時間以上運転してアルザスってのもありました。 が 最近はもう少し近い距離を少し余裕をもって寄り道もあり的に行きたいなと。 実は今回 一番最初に候補にしたのがオルレアンだったんです。シャルル・ドゥ・ゴール空港から2時間ほど。街並みも綺麗だしいいかなと。 で 例によって飲食店を徹底チェックするわけです オルレアンの。アラカルトで注文できるレストランでは ここだっ!って感じの店はなかった。ならばワインバーではどうだろう とワインバーをチェックするとHPからワインリストまで見られる店があって そこに一度飲んでみたいと思っていた日本には入っていない極めて小さな生産者のワインが載っていた。 日本のワインバーと違ってフランスのそこではまともな食事はできないけど それこそバーガー屋で食べてからだっていい。{もちろん Mドナルド的なチェーンのバーガー屋じゃないですよ)ここ行きたい!と思ったのですがシャルル・ドゥ・ゴール着で直行するとその日は残念ながら定休日。 それでいくつかの代替案を考えたわけです。ロワール川流域のどこか別の場所に1泊して翌日‥とか。 でも特に行きたいってところも見つけられず。 そうこうしながらフランスの地図を眺めていたら あ ロカマドゥール行ってみたかったんだ と思い出す。 でもどう行く ロカマドゥールまで。それをまたいろいろと考えて2時間半の乗り継ぎ時間でまずトゥールーズまで飛ぶことにしたのです。 そんなわけでホテルに戻って荷物を置いてちょっとのんびりしてから出陣。楽しみにしていたワインバーの前に腹ごしらえ。散々調べてここが一番だと思われたクラフトビールバーでシェーヴルのサラダ。ま フランスのサラダなんでデカイ。クラフトビールを4種とフィッシュ&チップスでお会計。 冷たい雨が降る中ワインバーに電話するとなんと満席…30分くらいしたら空くと思うけど とのこと。マジか まだ19時半過ぎ。絶対に大丈夫だと思ったんですけどね。 まぁでも突撃を敢行。そうしたらちょうど席が空いてラッキ~。 人気なんでしょうね。隣の建物の壁もブチ抜いてお店を広げたこと間違いなしな店内。 若いヴィンテージばかりだけど有名どころの超高額ワインから新しい世代のワインまで揃っています。どこかのレストランの前にアペロでグラスで1杯ってな感じのグループもいる。それで回転早いのね。 それとは逆にコーラで延々居座る若者軍団。学生なんでしょうけどコーラの瓶 空っぽでしたよハバネロが店に入った段階で。 ここでもまたまずはクラフトビールを飲んで白のボトルを飲んでお目当てのワイン。

雨のオルレアン。

コロンジュ・ラ・ルージュでの散策を終えオルレアンに向かうわけですが その前にほど近いテュレンヌという村にも行ってみました。なんかそこも訪れるべき村だというような標識を見て。 車で10分ちょい。グーグルマップのナビに導かれていくと 目の前にそびえる小高い丘というんですかね。丘という表現以上に大きい三角形。なんというか 小さな独立峰というのも大袈裟ですが その頂上に城砦があってその周りの斜面に村が広がる景色が見えてくる。 こりゃ凄い。 と思ってずんずん車で進み急斜面を登る。城砦のすぐそばまで行くも修復作業中で入れず。 接近して坂を登る前に あの時どこかに車を停め離れた場所から全景を取っておくべきだったかもしれませんが iPhone の限界を感じるだけだったかも。 興味のある方は Turenne Correze で YouTube検索してみてください。 で そこからジャンヌ・ダルクの街 オルレアンを目指すも途中から雨が降り出す。 オルレアンはパリまで電車で1時間程度。歴史あるまずまず大きな町なので駐車場付きのホテルは中心部には少ないのですが 運良くマルトロワ広場のすぐそばで手頃なホテルを見つけ予約していたのですが…なんと道路工事でホテルの真ん前まで車で行けない。しかも道路は石畳の石が全てが剥がされ砂利露出のデコボコ状態。 これじゃスーツケースをゴロゴロすることもできない。しかも雨はマジ本降り。傘はあるけどスーツケース4個あるしさせない。高々20メートルくらいの距離とはいえ無駄に濡れたくない。 ならば交渉あるのみと車を停め道路工事の作業をしている人に話しかける。 すぐそこのホテルに大きな荷物をいくつかおろしたいから車で入っていい? いいよ。 と バリケードを開けてくれる。 さすがフランス。日本と違って融通が利く。 荷物を持ってホテルの中に入って予約の名前と駐車場も予約している旨を伝えるとIC駐車券を渡してくれ 駐車場はマルトロワ広場の地下。この番号の場所に停めて。駐車場の入り口はこの道を出た左側なんだけど一方通行だから左折できない。まっすぐ行って信号で左折して大聖堂のところで左折してすぐ右折してまた左折して次を左折して戻って来ないといけないから。でも車いなかったバックで左に戻っちゃえよ。荷物は預かっとくから。 親切なムッシュ。 が 中心地とあって一通逆走的なバックもできず ぐるっと一周。ま ほんの2分程度。 車を停め出口から地上に上がると広場ではマルシェが開かれていた もう夕方なのに。 ホテルに再入場してフロントの親切ムッシュに あのマルシェって何時までやってるの? 夜までやってるよ。 ホントに? ここでは珍しいことじゃないよ。 これ幸いとゆっくり荷解きして例によって散策&ヴォルヴィックと翌朝用のヨーグルトの買い出しに。 ラッキ~ マルシェでスーパーでは買えないようなヨーグルトが買える~ チーズにシャルキュトゥリや総菜などよだれ出そうなものだらけ。でもヨーグルトを売ってるところはなかった…無念。 じゃぁまず散策するか。ただ残念ながら雨。陥落寸前のオルレアンの街を救ったジャンヌ・ダルクの銅像。

赤い村 コロンジュ・ラ・ルージュ。

前日の夜にブリーヴ・ラ・ガイヤルドのレストランでサーヴィスの若い女性にオススメしてもらったコロンジュ・ラ・ルージュ。ちょうどこの日は具体的に予定を決めてはいなくて 最終的に宿泊地のオルレアンに辿り着けばいい。リモージュでも寄ってみようかなと思ってもいましたが せっかくいただいた縁。ってことで行ってきました。 オルレアンまでブリーヴ・ラ・ガイヤルドから車で4時間弱。でもホント早起きしちゃうんで寄り道というか多少 逆方向に行っても問題ない。 日が昇る前に目覚めてグーグルで駐車場をチェック。コロンジュ・ラ・ルージュに無料駐車場はなし。 その駐車場がちょっと変わっていて 入口のゲートでチケット出ないんですよね。 これでいいの? と思いつつ車を停めて村の入り口方面へ。そこに出口のゲートがあってその外にお金を支払う機械が。横に説明書きがあって 車に戻る前に自分の車のナンバーを入力して料金{一律5€だったか4€}を支払うように書いてあった。 なるほど。チケットなしの仕組みなのね。 と理解して歩きだしたらフランス人に話しかけられる。 ここチケットなしでいいの? 車に戻る前にナンバーを入力してそこで支払うんだって。 ありがとう。そうなんだ。フランス語 話すんだ。あなたたち中国人? 残念ながら違います。日本人です。 やっぱり間違えられるといい気はしない。それが彼の国だからじゃなく 日本人としての誇りがあるから。だからこういう時はこう付け加えます。 日本人と中国人ってフランス人とドイツ人くらい大きな違いがりますよ。 あぁ ごめん ごめん。ところでなんでここに来たの? 昨日 ロカマドゥールに行った後にブリーヴ・ラ・ガイヤルドに泊まったんだけどその時にここを薦められて。 マジか!ロカマドゥールにも行ったんだ。じゃ グゥフル・ドゥ・パ〇▽■は? えっ? なんて⁇もう1回言って。 と iPhone に入力しようとしたら彼のスマホで見せてくれた。 なんでも地下に100メートルくらい潜る洞窟だそうです。それも垂直に100メートル。 凄い!行ってみたい! あとサン・シル・ラ●△◇もいいよ。 サン・シルなに? これまたスマホで見せてくれたんですが 綺麗な村なんです。取り敢えず自分の iPhone にも入力して 教えてくれてありがとう。この辺に住んでるの? トゥールーズだよ。 えっ。トゥールーズは2泊したよ。 いいところだろ? うん また行きたいよ。 なんてやりとりしてバイバイして歩き出す。グーグルマップで調べるとグゥフル・ドゥ・パディラックもサン・シル・ラポピーもコロンジュ・ラ・ルージュよりかなりトゥールーズ方面。さすがにその日に行ったらオルレアンに辿り着く時間が遅くなっちゃう。いつかまた南西部来た時に行ってみよう。 さてここが村の入り口。

ワインスペクテイターWEB版で紹介されてたらしい。

開店当初から グラスワインのリスト ってな物はなく まぁコロコロ それこそその日の営業中にも変わったりするし リストがあると指をさすだけでも注文できちゃうじゃないですか。それが本当にその人にあったワインかどうかも分からないまま。そういうのもあって口頭で説明するというスタイルでしたが ボトルのワインリストもない店となってからも結構な歳月が流れました。 1本しかないワインも多いし 独りで管理してるとリストの更新が間に合わない。あと載っていても見つからない場合もあったりで(すいません…) ボトルのワインにおいてもちゃんとその人の好みのワインを提供するならやはり会話が必要。面倒と思う方もいるかもしれませんし ピンポイントで飲みたいワインが決まってるという人もいるとは思いますが。 ただそれがいいという方もいれば 好きじゃないという方がいるのはどうやっても起こり得る。ニュイ・ブランシュにできる最適な方法かなとは思っています。 確かに飲みたいワインを言葉で説明して伝えるってお客様には難しいとは思います。なので少しずつこちらがヒントとなるシンプルな言葉を投げかけて またご予算も伺いながら提案するようにしています。 まずは赤がいいのか白がいいのか とか。重厚な味わいがいいのかとか その逆に軽やかなものがいいのかと。 軽やかといっても色々ある。もちろん重厚なワインにも。 それぞれさらに突き詰めより好みであろうものを2~3本に絞り込んだり 時には敢えて個性の全く違うワインを数本提案したりってなやり方です。 だから あぁこの人きっとこういうの好きだなぁってなればこういうワインも提案したりします。