Wine Bar La Nuit Blanche - ラ・ニュイ・ブランシュ

Bar à Vin et Restaurant LA NUIT BLANCHE
新世代のカリスマ生産者のレアワインから大御所の古酒まで…
ワインに詳しくない方も マニアックなワイン好きな方も満足いただけるよう
自然派ワインだからとか 自然派じゃないとか そんなこと どーでもよくて
旨いワインかどうか 飲んで幸せになれるかどうかってこと大切にしています。
旬の食材を活かしたイタリア料理とともに深夜まで気軽に楽しめます。

LA NUIT BLANCHE , Ginza - Tokyo
Un petit Ba

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フレッシュ・ポルチーニ!

昨日は試飲会があったのですが 自宅を出る少し前から鬼のような雨。どうやってもびしょ濡れ間違いなし。それで参加するのも迷惑になるよなぁ ってことでメールで不参加の連絡をして早めにニュイ・ブランシュに。 23区内でも浸水被害が出る程の雨。もちろん 日本のどこかでそういうことが頻繁に起こるようになったわけで まさに気象のロシアンルーレット。 いつどこがそういう被害に遭うかはある意味 運次第。 このまま気候変動を放置してたら命を落とすようなことも増えるのは間違いないけど 猛暑日の記録更新を単に番組のネタにしかしないようなテレビばかりですからね。 若い人ほど割を喰うのは間違いないけど 自分たちが生きてるうちにもっとヒドイ状況になりそうです。 それくらい気候変動に加速度がついた気がします。 ましかし大雨が収まっても降ったりやんだりという天気ながら何故か昨夜は遅くまでお客様が。空いてる日も多いのに何組もお断りするというのは無念極まりない。なんで集中しちゃうかなぁ… 最終的には延長戦。楽しくて飲み過ぎました。 今夜のおまけ画像気候変動でなかなか手に入らなくなってしまったフレッシュ・ポルチーニですが 状態の良いものが今週から入荷しております。ハバネロ 超大好きな食材!この香りと舌触り‥虜になります。

ポマールとヴォルネー取得記念ってわけじゃないけど。

自分の経験値が少なかったからだと思うんですが 30年近く前ハバネロ20代の前半の一時期 メオ=カミュゼをすごく好きになったことがありました。 その頃に飲んだのは1988年とか1989年 1990年といったヴィンテージ(当時は安かった)なわけですが 強めの抽出に由来するこれまた強い味わいを 美味しい と思ってしまったんだと思います。ほんの一時でしたが オレ若かったし浅かったなぁ。青い想い出です。 ブルゴーニュの神髄は単純な濃さや強さではない。華やかさ エレガンス 果かなげにも感じる繊細さだと知ってからは 逆に飲まなくなった造り手です。 ただ 白は上手。ま 教科書的なワインで官能的なワインじゃないけど。 赤もそうなんだけど 感性よりもセオリーと理論 って感じの造り。そういう人はなおさら白で失敗のしようがない。ブルゴーニュらしさをちゃんと感じられるシャルドネだったので ニュイ・ブランシュでも2000年代前半のヴィンテージ(3.000円ちょいで仕入れられてた頃)はグラスワインで提供してたりしました。 が 赤はニュイ・ブランシュ史上初。個人的にずいぶん飲んでないけど 最近どうなんだろう?いい意味で変わってたりするのかな??ってことで2017年のヴォーヌ・ロマネ レ・ショーム 1級が今夜のおまけ画像。

宝ものを見つけた気持ちです。

かつてベストセラーとなった渡辺淳一先生の同名の著書から広まった鈍感力という言葉。確かに仰る通りだと思います。 また これは誰が提唱したのかは分かりませんが 忘却力 という言葉もある。これまた 確かにその通り って思う。生きていく上で忘れることも大事ですよね。 そういう意味で鈍感力と忘却力は近いような気がします。どちらも精神的平静に繋がる。 最近に始まったことじゃないんですが すぐ忘れちゃうんですよね いろいろと。ドライアイだから目薬を毎日何度かするのですが なくなっちゃうと困るからって多めに買っておく。でもそのストックをどこにしまったかを忘れて結局また買い直し ある時 使用期限が迫ったそれがいくつも見つかったり。まぁとにかくあれもこれも忘れちゃう。 これは忘却力とは違う。しいて言えば 失念力 って感じでしょうか。 滅多にない現金売利上げがあったから翌日 入金のために銀行に寄ったのに個人の口座の通帳記入だけしておしまい。結局 また翌日 銀行に行くとか 既に購入してるワインをまた買っちゃって買い過ぎるとか 困ったことがほとんどな失念力ですが たまにはそれがものをいう時がある。 ロベール・シュヴィヨンの2002年 ニュイ・サン・ジョルジュ レ・シェニョ 1級‥

どんなビルに建て替えるんだろう?

今日は営業前に自宅⇔ニュイ・ブランシュ間を一往復半。メガネとコンタクトケースを忘れてきてしまい Tツミの納品を受け取って自転車で自宅に戻ってまたニュイ・ブランシュに。 しっかり矯正のコンタクトじゃないと営業中は不都合なんだけど営業終わる頃にはコンタクトはもう限界。それに事務作業するには矯正やや弱めのメガネじゃないとローガン大統領なハバネロ大変で… 結局15分ちょいのタイムロスだったんですが なんとか準備 間に合いました。今日は納品が少なくて良かった。 というわけで2回ニュイ・ブランシュまで来たわけですが 2回とも違うルート。信号次第。できる限り信号待ちしないように しかも最短ルートで がハバネロのスタイル。 左行って右行ってが数回ありますからね。この信号が今 青ならこう行こう。赤ならここで右折とか左折ってやって大概は信号待ちゼロか1回なんですが 今日の一往復半はトータルで信号待ちゼロ。それも準備がギリ間に合った一つの理由。 で 今日はみゆき通りを通ることはなかったのですが たまにはみゆき通りからのアプローチとなることもある。 そんなみゆき通りと銀座通りの6丁目側の5丁目角。GINZA SIX との境の確か以前はみずほ銀行が入っていたところ。間もなく新たなビルが完成するようで 先週 気づいたんですがあそこに ロエベ が入るんですね。 っていうかおそらくは並木通り7丁目から銀座本店というか カサ・ロエベ が移転するのだと思われる。 並木通りを挟んだ対面にルイ・ヴィトンのビルもあるG欲LVMHがカサ・ロエベの入る毛利ビルを買収。それに伴いギャラリー為永さんが表参道に移転するという情報を得たのは先々月だったかな? あのビル かなり古いし 為永さんを 追い出す とするなら建て替えるのかな? って思ってましたが たぶんそうなんでしょうね。 ましかしこれで銀座のロエベは銀座通り沿いに4店舗。それも 松屋 三越 新店舗 GINZA SIX と3丁目 4丁目 5丁目 6丁目。距離にして400メートルってとこに 4店舗。それも一直線上。 凄いなぁ。でもそういうのロエベだけじゃないか。 ま ロエベは大躍進の立役者だったジョナサンが去ってこの後どうなるか? って感じですけどね。  今夜のおまけ画像

アドリアン・ベルリオズって白のイメージですが。

結局は気候変動。

水不足 大変なことになっています。が 気候変動が進行すればこういうことが起こると警鐘を鳴らしていた人は少なくないし 数年前から海外では起こっていた。今更 渇水対策なんて言ってますが それって結局は単なる付け焼刃。気候変動対策なくしては意味がない。もちろんそれには時間がかかりますが。 お米の値段が上がってギャーギャー文句を言う前に 日本人はどこまで環境に配慮した生活をしているのだろうか?エコバッグなんて未だ少数派。目先の便利さや快適性が何よりも大切 ってな生活をしていたら ますます暑くなるし雨も雪も暴力的になるし農作物も家畜も海のものも獲れなくなる。 そんな日本なのにワインの世界だけはナチュラル至上主義が蔓延してるという摩訶不思議。先進国と言われる国の中でもアメリカに次ぐくらいに自然に冷酷な民が多いというのに。 ま 彼らの大部分が本当の意味で自然を尊重してるからナチュラルに造られたワインが好きという訳ではないですからね。単なる流行り。インポーターも酒屋も飲食店も売れるからいいやで本来 売ってはいけないレベルのものを売る。それで明らかに醸造的欠陥に由来する不快な風味しかないワインが大氾濫。 それでナチュラルワインを敬遠する人もいる。 でもちゃんとしたナチュラルワインなら そういうものってホント少ないけどアンチ・ナチュラルワインという人でも美味しく飲めて幸せになれる。 そもそもナチュラルワインか否か というカテゴライズなんて意味ないですからね。自然に敬意を払わずして人の心に刺さるようなワインは造れない。それがナチュラルワインという範疇に入らないとしても。 自分は幸せな時代に生まれ育ったと思います。平和な時代を生きてこられたし バブルは経験してはいないけど経済的に豊かゆえのいい空気感を感じて育つことができた。 20代で自分のお金でフレッシュ・ポルチーニを食べられた。多少ダイヴ・オフ・キヨミズすればアルバの白トリュフで昇天できた。 今やポルチーニなんて全然獲れないし 獲れてもめちゃ高い。アルバの白トリュフだっていつまで手に入るのか?官能的なブルゴーニュも絶滅寸前。そもそも価格がとんでもない。 でもやっぱりフレッシュ・ポルチーニ大好きだしアルバの白トリュフだって毎年楽しみたいし 死ぬまでブルゴーニュワインに心を奪われていたい。 だから自分にできるささやかなことをしているし もっと何かあるのではと考えます。自然環境をリスペクトし地球に優しくできる何かが。  今夜のおまけ画像